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コーヒーの真実 [珈琲自宅焙煎]

「コーヒーの真実」という、ドキュメンタリー映画を見ました。
イエメンのモカに関して、生産農家の苦しみを訴えるものでした。

コーヒーの真実.jpg

実は世界のコーヒー豆の取引は、主にアメリカの大手3社+スイスの投資会社が殆どを牛耳っているそうです。
そして、途方もなく安い価格で買っていくから、特にアフリカのイエメンでは「生かさず殺さず」がずっと続いていて、生産農家はどんどん疲弊しよいものを作ろうとする意欲を失っているようです。
そして、もっと販売価格の安い「チャット(麻薬)」の生産に切り替えているとのこと。

このドキュメンタリーでは、スタ-バックス社が取り上げられており、生産農家が送り出す袋にはそのマークが大きく印刷されていました。

コーヒー豆の流通大手4社(順不動)
① クラフト・ハインツ・カンパニー
(米国投資会社バークシャー・ハサウェイと3Gキャピタル)
② ネスレ(スイス)
③ P&G(米国)
④ サラ・リー(米国)

生豆はこの4社で寡占状態で、さらに複雑な流通経路からかなりコスト高である為、生産者には殆どお金が落ちず、消費者も余計にお金を払わされています。

これは過去の石油業界と一緒です。(最近は中国系がTOP)
過去の石油メジャー一覧(セブン・シスターズ)
① スタンダードオイルニュージャージー(米国、エクソンモービル)
② ロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ60%、英国40% )
③ アングロペルシャ石油会社(英国、後のBP)
④ スタンダードオイルニューヨーク(米国、1999年にエクソンと合併御にエクソンモービル)
⑤ スタンダードオイルカリフォルニア(米国、後のシェブロン)
⑥ ガルフ石油(米国、一部はBP)
⑦ テキサコ(米国、シェブロン)

全てが、米国メジャーの投棄対象となり、利益をあげているのは投資者だけです。
石油生産やコーヒー豆生産には何も働かないで、利益だけを吸い上げているのです。
中には、個人買付しているバイヤーも居るようですが、

シアトルにある、スターバックスの一号店が取材されていましたが、働いている人は利益を上げることに集中しているようでした。
株主配当のため、一生懸命に働いているんでしょう。
とりあえず私は、スターバックスには行かないし飲まない事にしました。
それくらいしか、私にはできません。
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