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EVの世界的需要減速、自動車メーカーの経営に重大な影響 [マスコミを信じるな]

 ロイター
 https://jp.reuters.com/business/autos/UWZIQQV3PZPJ5HH4ORKV6AB5AE-2024-01-31/
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 自動車メーカーとサプライヤー各社が将来にわたる「EV」の需要に大きく賭ける中、世界的な需要の減速は経営破綻や新規株式公開の撤回、生産の削減といった重大な影響を各社にもたらしている。

 ゼネラル・モーターズの最高経営責任者は30日、決算発表後の電話会見で「EVの成長ペースが鈍化しているのは事実であり、それによってある程度の不確実性が生じている。当社は需要に見合った生産を行う」と述べた。

 テスラのイーロン・マクスCEOは先週、同社の販売台数が今年に伸びが大きく鈍化するとの見通しを示した。
 これを受け、同社株の時価総額は翌日に800億ドル減少した。

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 中国のEV生産を行う企業の多くが倒産したり経営が傾く中、欧州のEVの販売にも陰りが見えている。
 自動車各社はそれでも、僅かづつだが販売台数が伸びていることを強調するが、今年は撤退するメーカーも増えるだろう。
 やはりEVの普及は、欧米メーカーの日本車つぶしを目的とした幻想だったのだ。

 自動車ユーザーは、メーカーが思うほど馬鹿ではなかったって事だ。
 日本車は円安という事もあり、バカ売れしている。
 EVに慎重だったトヨタやHONDAに対して、マスコミ各社は「EVに周回遅れ」と的外れの記事ばかり書いていたが、実際は過去最高益を記録している。

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 所で、マスコミが知らないはずは無いと思うが、過去に長い時間をかけて、トヨタやHONDAは燃料電池車の開発に力を注いできた。
 結果、電気自動車に関する特許数は、世界で2位と3位であり、国別件数は日本はトップとなる件数を所持している。

SEKAINOTOKKYOKENSUU.JPG

 電池関連の特許件数でも、Panasonicが2位であり、日本のメーカーの全社を総合すると、他国を圧倒する件数を所持している。

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 参考:平成20年度 特許出願技術動向調査報告書
 https://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info%3Andljp%2Fpid%2F1249780&contentNo=1

電気自動車特許出願数.JPG

 日本のマスコミはセンセーショナルなファイクニュースで日本をこき下ろすことで、利益を得ることばかりだ。
 その実は理系の情報には全く疎く、所詮が文系の人材しかいなくて、ドウシヨウモナイ状態なのだ。

 日本の電気自動車の技術は、周回遅れではなく世界をリードしていたのだ。

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 参考:倒産続出〝EVバブル〟終焉の中国 販売わずか536台、給料支給できない企業も…メーカーに在庫の山、荒々しい淘汰の波
 https://www.zakzak.co.jp/article/20231202-NDJQ24UXGVKQHFSOHZDMWTWJDI/

 参考:下方修正で電動アクスルは来年度も赤字、EVシフトの期待外れたニデック
 https://jp.reuters.com/business/autos/UWZIQQV3PZPJ5HH4ORKV6AB5AE-2024-01-31/

 参考:米フォード、EV事業は3900億円の赤字見通し 投資重く赤字拡大
 https://www.asahi.com/articles/ASR3S35CKR3SULFA001.html

 参考:トヨタ「北米EV事業の赤字額」が独自試算で判明!過去最高決算に潜む巨額投資のリスク
 https://diamond.jp/articles/-/324565

 


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イタリアで横行している偽オリーブオイルは詐欺師の新ビジネス [バカは死ななきゃ治らない]

 ニューズウイーク日本版
 https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/vismoglie/2024/01/post-60.php
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 EUでは干ばつと低収量によりエキストラバージンオリーブオイルの価格が高騰し、製品の偽造行為が活発化している。

 液体の色を変えるクロロフィルで着色されて緑の色合いを加え、カロテノイドで黄色味の特徴も加え、風味を変えるβカロテンとクロロフィルを混合した種子油(ひまわり油)を、エキストラバージンオリーブオイルとしてローマのレストランで販売されていた。

 エキストラバージンオリーブオイルの平均価格は、1リットル9ユーロ(約1,450円)であるのに対し、本物のエキストラバージンオリーブオイルと見分けがつかないニセモノのオリーブオイルは、1リットルあたり3ユーロ(約480円)で、全て格安特価のセールで販売されていた。

 スペインではランプ油をエキストラバージンオリーブオイルとして偽装したものが流通していた事件があった。
 この種のオイルは歴史的に燃料として使用されており、過度の酸味と不快な臭気がするが、詐欺グループは食用として販売していた。

 地中海全体に被害を及ぼした夏の大干ばつの影響で、オリーブオイルの生産量は20〜30%減少した。
 その一方、動物性脂肪よりもオリーブオイルを好む新しい食品トレンドにより、需要は増加している。
 
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 イタリア産といえど、簡単に信用は出来ないようですね。

トルコ産のオリーブオイル.JPG

 我が家で買っていたトルコ産のオリーブオイルは大丈夫なのだろうか?、ちょっと気になった。
 アマゾンでチェックしたら、既に販売は終了。
 今後は、地元のスーパーで有名メーカーの物を買うことになりそうです。

 全ての物が値上がりで、困ってしまいます。
 若い人は景気が上向きで給料が上がって嬉しいと言っていますが、結局のところ物価も上昇するので意味がない。
 借金まみれの人が喜ぶばかりです。
 なまじ景気が良くなると、今度は金利が上昇します。(既に兆しが有る)
 まあ、本当は物価や景気もあまり変化がないことが、一番幸せだと思うのです。


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年金生活者の実態…年金受給額や生活費は平均いくら? [政治・時事]

 マイナビニュース
 https://news.mynavi.jp/article/20231217-2843348/
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 総務省(2022年)によると、世帯主が60歳以降の世帯の平均消費支出額は次のとおりです。
(二人以上世帯)
 60~69歳の世帯/月29万9362円 / 70歳以降の世帯/月23万7203円

 年金受給額はどうなっているのでしょうか。
 厚生労働省によると、モデル世帯の年金月額の内訳は、夫の老齢厚生年金が9万1982円、老齢基礎年金が6万6250円。
 奥様の老齢基礎年金が6万6250円で、合計額は22万4482円(2023年度)。

 モデル世帯ほどに条件の良い世帯は少数派ですから、実際の年金額はもっと少なくて、実際の年金額の平均は、日本年金機構の統計によると、夫婦2人の平均の年金額は20万274円になります。

 ・厚生年金受給者/14万4890円(20年以上厚生年金に加入の場合の老齢厚生年金と老齢基礎年金)
 ・国民年金受給者/5万5384円(老齢基礎年金)

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 この数値は実際の受給金額を表していません。
 65歳以上の世帯の実際は、大変な状況です。

 国民健康保険 月1~2万程度 /夫婦2名(年間20万)
 介護保険   月1.5万程度  /夫婦2名(年間
 所得税    月4000円 (年間5万程度) 
 住民税    月1万円  (年間10~12万程度 地区により変化)

 これらを年間で計算し差し引くと、240万-(24万+18万+5万+12万)= 181万(15万/月) になります。

 これらは、自宅所有の場合ですから、アパートなどを借りている人はここからアパート代を払うわけです。
 自宅所有の場合、別途資産に税金がかかりますので、ここから減っていくのです。

 男性の場合は、平均寿命が85歳位として、約20年の間、貯金から月5万程度の補填が必要になります。
 おおよそ1200万円の貯金があって、やっと暮らせると言うことですね。

 TVでは、株価や給与が上昇する等の景気が良い話で盛り上がっていますが、年金はそれほど増えていません。
 電気代はおよそ2倍に高騰していますので、寒い中で沢山着込んで寒さを堪えて生活している人等も多いようです。
 当然、夏場は扇風機だけでエアコンなんて使えません。
 これば、日本の平均的な年金受給状態なんです。

 参考:年金8万円で生活する老後の実態。日本の年金中央値8万円
 https://www.youtube.com/watch?v=8eAIv9ZgXCg

 既に年金ぐらしの私からのアドバイスは、せめて個人年金をやっておけということです。
 月に4~5万でも年金が増えれば、かなり楽な暮らしができます。


 それ以外では、もう国民年金も何も払わずに高齢まで好き勝手に楽しんで生きて、老後は生活保護を申請する。
 現在の生活保護は、驚くほど豊かですし、医療費もかかりません。  地区によって違いますが、13万~15万くらいはもらえます。  税金も健康保険料も天引きされないので、下手に年金に頼るより沢山もらえるし、良い生活ができます。
 女性が一緒にいれば、2人で26万程もまるまる手に入ります。
 もう、最高です、日本バンザイ!。

 参考:【生活保護の一部実態】生活保護で年収1000万レベルの月収?!真面目に働くのが馬鹿らしくなる!! 
 https://youtu.be/_BxR-RSKD1g


 所で、2025年に年金改正が有る様です。

 参考:2025年の年金改正で社会保険料が値上げされます...恐ろしいほど悪影響
 https://youtu.be/rr-SowSk5JI?list=TLPQMzAwMTIwMjQ746ClIB3QMA




 日本では、長生きは地獄なのかもしれませんね。

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ハーベスのスピーカーは、昔から気になっていました [オーディオ]

 Harbeth 30.1 & McIntosh MA-252 #1
 https://youtu.be/2E8ExBUC64c

 Accuphase E280 , Harbeth 30.2 XD , Sonice - Stacey Kent & Jim Tomilinson
 https://youtu.be/b5ljQrsxmXI

 DIY 3 WAY SPEAKER (HARBETH 40.3 CLONE)
 https://youtu.be/1LGcIbzQ9qc

 Harbeth SHL5 plus 40th anniversary + McIntosh MA7000 + SMSL M400 DAC
 https://www.youtube.com/watch?v=RQWxsBNccwI

 Chlara Audiophile voices demo on Harbeth M30.1
 https://youtu.be/FeI3La0W2B4

 Harbeth 30.2 (40th Anniversary) (Vanessa Fernandez - Here But I'm Gone)
 https://www.youtube.com/watch?v=Hx1tHbJsEqo

 HARBETH Super HL5
 https://youtu.be/-rjphnm_1Ms

 HARBETH HL COMPACT 7, tiếng rất hay, LH: 0914453477
 https://youtu.be/zyoDsomtYo8

 

 流石です!


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欧州の新車販売、昨年12月は1年5カ月ぶり減少-ドイツでEV売れず [電気自動車の闇]

 ブルームバーグ
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-18/S7G3H5T0AFB400
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 欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表した12月の新車登録台数は前年同月比3.8%減の105万台。
 ドイツではEV登録台数が先月ほぼ半減し、英国やスペイン、フランスなどの市場での伸びを打ち消した。

 EV販売台数は昨年28%増加したが、スウェーデンやオランダ、クロアチアでもEV登録台数が減少し、12月のEV販売は急減。
 欧州連合(EU)のEV月間販売台数が減少したのは20年4月以来。

 バーンスタインのアナリストによると、自動車価格が下落し、自動車メーカーの収益が圧迫される公算が大きい。

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 欧州で最もEVを推していたドイツが脱落した。

 参考:ドイツ、EV補助金を打ち切り 新型コロナ予算転用で違憲判断
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9b43779e1d5787d918d832eec0573efd442fda9e

 補助金がなくなれば、一般の人達にはEVは買えない価格なのだ。
 これまで欧州は、徹底的に政治的策略で日本車を締め出してきたが、今後は日本製ハイブリッドの波を止められるかが興味津々である。
 コロナ前にフランスのパリへ旅行したときに、やけにプリウスが沢山走っていた記憶がある。
 タクシーはプリウスαだった。
 都市部では、日本製ハイブリッドは既に受け入れられていたように思う。

 今後は流石のドイツも、進化した日本製ハイブリッドと性能や価格で太刀打ちできる車は作れないだろう。
 エンジンの効率化と電動駆動系、ミッション、制御ソフトウエア等、長い間に改良されてきたトヨタハイブリッドを超えるのは、そう簡単ではないだろう。
 そうなるとまた、日本車潰しの新しい法律を作って、日本車の締め出しを画策するかもしれないけどね。

 参考:「脱炭素の名を借りた日本車締め出し」欧州の姑息な手口に悩みを深める自動車業界
 https://president.jp/articles/-/45580?page=1

 *HONDAの情けない実情を嘆くトヨタ






 
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この頃、CDの音質は素晴らしいと思う [オーディオ]

 私のオーディオ鑑賞のソースは、殆どがCDからリッピングした音源です。
 ハードディスクに保存した16ビット、44.1 KhzのWAVデータ。
 そしてレコードは、96 KhzでデジタルレコーディングしたWAVデータで聞いています。

 同じ楽曲のデータを比較してみると、少し違って聞こえます。

 CDからのリッピングデータ

 低域が太く低いけれど締まった感じ、弾む感じでのりが良い。
 高域は伸びが感じられるが、ちょっとおとなしい感じ、特に美音とは感じない。
 ボーカルは正面に定位する。
 各楽器の定位は明快だが、大きく左右に分離せず、スピーカーの間にちゃんと並んで聴こえる。
 音量を上げても無音時はとても静か、いきなり音が飛び出す感じでダイナミックレンジが広いと実感できる。

 レコードからデジタルレコーディングした音源

 低域は適度に締まった感じだが雄大さ、太さは感じない、弾む感じでダイナミック。
 高域は華やかで美音、分離も良いが、高いところへの伸びよりも高域の音量が勝っている感じ。
 ボーカルはCD音源に比較すると明るくのびのびとしているが、ちょっと軽い感じ、定位はセンターで、作られた感じ。
 高域は左右に大きく分離するが、左右の音の残響も聴こえるし、奥行感もある。
 アコーステックギターなど華やかで美音に聴こえる。

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 古いレコードですが、カートリッジ(DL103)とパナのSL1200MK7の組み合わせは、ノイズが少なくいい音です。
 1980年代に聞いていた音より、ノイズは確実に少なく感じる。
 (当時は、DP3000+ SME3009 + DL301)
 スクラッチノイズは、古いレコードなのでそれなりでした。(音溝のゴミか傷の音)

 視聴したレコードは、若い頃(1980年頃)に買って所有していた物。
 CDは、近年に再販された物で、音源は同一と思われるものです。

71h96Ob38aL._AC_SX679_.jpg

 個人的な感想ですし、フォノイコライザーも自作品で、オペアンプは、「セミコンダクターのLME49710」の2個使い(シングルオペアンプ)です。
 インピーダンスの関係で、帯域バランスは変化しているかもしれません。

lme49721.JPG

 


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欧州のEV普及が2024年に「好調から停滞へ」転落 [電気自動車の闇]

 ビジネス・インサイダー
 https://www.businessinsider.jp/post-278150
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 EU27カ国のEVの市場規模は年間150万台レベルまで拡大し、ディーゼル車の市場をしのぎつつある。
 ハイブリッド車も200万台と前年同期から28.8%増加。
 排ガス規制の強化を受けて、自動車メーカー各社はハイブリッド車の販売を強化した。
 euの自動車販売シェア.JPG

 
 昨年度のEUのEV市場に限定した中国メーカーのシェアは3.7%まで跳ね上がり、前年に比べても2.0%ポイント上昇している。
中国製evシェア.JPG

 環境対策を重視していると豪語するEUは、本来なら、中国製であろうと廉価なEVの普及を歓迎すべきだ。
 しかしEUは、EVの普及で「域内自動車産業の保護」と「中国依存の軽減」のために、中国製EVを排除しようと躍起になっている。
 消費者へのインセンティブの縮小、充電ポイントの整備遅れ、さらに廉価なEVの供給の遅れが続けば、2024年のEV市場は、2023年ほどの活況を維持することはできないだろう。

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 EUは中国を侮っていた。
 自動車の技術では、絶対に中国には負けない自信があったのだ。
 そして、自分たちのEVを大量に中国に輸出して稼ごうと考えていた。
 だから、中国の「一帯一路政策」にも積極的に参加していたが、ここにきて逆転敗訴状態だ。

 そもそも欧州人は昔から、アフリカやアジア、南米等の大陸から物資や奴隷を搾取してきたが、未だに、その海賊気質が抜けないのだ。

 これまで、欧州は日本製自動車に多額の関税をかけることで、輸入規制を行ってきた。
 ちなみに、日本は欧州の自動車には関税をかけていない。
 昨今、世界の輸出入の公平化の流れによって、欧州は日本車の流入を関税で抑える方法を失った。
 急遽、EV戦略で日本製のハイブリッド車の流入を止めようとしたが、高価で使い勝手が悪いEVが、普及することはありえない。
 欧州はEVの嘘を流布することで僅かの間だが、日本製自動車の流入を抑えている間に、欧州内でプラグインハイブリッド技術を育てていた。
 この流れで行くと先々、欧州内でのEV補助金や充電スポットの設置は無くなり、「2035年以降はEV以外は販売できない」という法律は、「2035年以降はEVかプラグインハイブリッド」しか販売できないという法律に変わるだろう。
 そうなると、中国製EVは例え低価格でも売れなくなるだろうし、欧州自動車メーカーのEVの開発や製造もなくなるだろう。
 欧州からEVは消え去り、やはりハイブリッドの時代になる。

ベンツハイブリッド.JPG

BMWハイブリッド.JPG

 未だにジャーナリストの中には、「ハイブリッド車」は過渡期だけの技術で、将来はEVが主力だ」なんて言っているお馬鹿さんも多い。
 EVが化石燃料で作った電力を使わないで走れる時代はまだまだ先で、核融合発電の実用化なんて50年以上かかるだろう。
 EVが温暖化ガスを出さないなんてのは、嘘っぱちなのだ。

 中国は大量の温暖化ガスを排出しながら、国内の粗悪な安い石炭火力で発電した電気料金はとても安価だ。
 電気の販売価格は10円/1KW以下である。
 それに比べてガソリン価格は200円/Lと、日本より高いくらいだ。

 平均年収が200万/年にみたない、平均的な中国人は、ガソリン車ではなく、例え使い勝手は悪くてもEVを買い続けるから、世界から切り離された中国の自動車業界はガラパゴス化するだろう。

 中国は今後も電気料金を安く抑えるために、石炭発電は止めないから、温暖化ガスの排出削減はやらないだろう。
 もし電気料金が日本並になったら、中国製品の価格競争力は無くなり、産業界は破綻してしまうだろう。
 中国がEVに熱心なのは、なにも温暖化防止が目的ではないのだ。

 日本のジャーナリストはむやみに中国のEV化推進を褒め称え、日本メーカーのEV戦略に罵声を浴びせるばかりだ。
 よほど日本人を貶めるのが好きなのか、中国共産党から美味しい飴をもらっているのだろう。

 参考:いま最も優れている中国製EV 7選 走りが良く高品質? 欧州車・日本車に匹敵も
 https://news.yahoo.co.jp/articles/851c3fbbcf61e60be9d5436f9df7aa7634288aa8




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中国自動車市場「PHV猛追」で崩れるEVの一人勝ち [電気自動車の闇]

 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/728421
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 中国市場における2023年1月から11月までのPHVの販売台数は、243万9000台と前年同期比83.5%も増加した。
 これに対して、同じ期間のEVの販売台数は586万台と絶対数では大きく上回るものの、前年同期比の増加率は23.6%にとどまった。

 BYD社の2023年の販売台数はEVが157万5000台、PHVは143万8000台となった。
 他の中国メーカーも、PHVの追加投入を急いでいる。
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 やはり中国でもEVは使い勝手が悪いため、PHVの販売が伸びている様だ。
 中国はガソリンが高く、走行用の電力が安く充電出来るために、充電走行が可能なハイブリッドが好まれるようだが、今後、電気代が高騰した場合は間違いなくハイブリッドが売れるようになるだろう。
 PHVはハイブリッドよりも重量が重いため、ハイブリッド車よりもガソリン走行時には燃費が悪いのだ。

 特に、今の中国製PHV車はエンジン性能が低いと考えるが、ガソリン走行時の燃費は26km/Lと公表されている。
 これがどんなモードで測定された数値なのだろうか?、相当に盛った数値ではないかと想像する。
 一つ前のプリウスPHEVだって、27km/Lなのに、そんなに良いはずはないだろう。

phev燃費.JPG

 そうなると、この先にはトヨタ製ハイブリッドが人気になることは確実だ。

 参考:BYD、プラグインハイブリッド車(PHEV)新車種の販売好調
 https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/02/c8df911b77812c58.html

 所で、BYDの「DM-i 技術」をググってみたら、構造図を見つけた。
 どうも、HONDAの「e:HEV」にレイアウトもそっくりでとても酷似している

 通常走行はモーター駆動で、パワーがほしい時や高速走行では、シンプルな減速装置でエンジン走行するという発想は、中国お得意、HONDA技術の完全パクリだ。
 BYDは独自開発と言っているが、特許侵害は相当に多いだろう。
 しかし相手は中国政府なので、勝てないだろうね。
 米国や欧州で特許侵害の訴訟を起こせば、中国車を締め出したい西側諸国は、HONDAに有利な判決とするかもしれないね。

 BYDの「DM-i 技術」

DM-i技術.JPG

 HONDAの「e:HEV」(発売 2013年 当時の名称は SPORT HYBRID i-MMD)

hondae-hev.jpg

SPORT HYBRID i-MMD.jpg

 ちなみに、日産のE-Powerは、高速時、高負荷時のエンジン直結機能を省いたシンプルな構造である為に、高速走行時にはパワーが低下し、燃費も悪化しやすいと言われる為、車速スピードの高い国では販売は難しいだろう。

nissane-power.JPG




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アメリカの核融合 いつ実現?スタートアップ企業の開発加速 [環境破壊]

 NHK
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231222/k10014294961000.html
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 核融合発電、メリットとして次のようなことがあげられます。

 ●発電のプロセスにおいて二酸化炭素などを出さない
 ●燃料は主に水素の仲間(重水素など):海水に含まれており世界中どこにでもある
 ●研究者によると、安全面では、核融合を起こす炉の制御がきかなくなって暴走するということは原理的に起きない
 ●また原発で起きている核分裂とはまったく異なるプロセスなので、高レベル放射性廃棄物も発生しない

 しかし、地球上で核融合反応を安定させるには1億度以上という、超高温の状態を持続的に作る必要があります。
 既に半世紀以上にわたって研究されていますが、国家レベルや複数の国が参加する国際プロジェクトをもってしても、いまだ実現できていません。

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 私は温暖化防止はEV一択だなんて言うことは間違っていると思います。
 その電力を温暖化ガスの排出なしにどう生産するのか。
 化石燃料を燃やして発電していては、なんにもなりません。

 もし、核融合炉が完成したら、私も迷いなくEVを買いますよ。
 つまり、EVシフトは今じゃないってこと。


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 所で、EVとハイブリッド車の燃費の比較表をネットで見ました。
 巷では、ランニングコストはEVが安いとか言う人もいますが、そもそも電力には燃料税がないからそうなのであって、ガソリン税に匹敵する税金が課せられた場合は、簡単にひっくり返ってしまいます。

ガソリン車とEVの燃費比較.jpg
 
 その上でEVの場合は、バッテリーの状態によっては充電量が思い通り進まないこともあり、また、冷暖房や照明などで使い方によっては燃費を下回る可能性が高いと思います。
 また、自宅充電出来ない場合は、今の時点でも充電料金は倍くらいになりますので、間違いなくハイブリッド車がランニングコストは有利でしょう。

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 温暖化の観点からEVを考えると

 参考;電気自動車も結局は化石燃料から得た電気を大量に使っているという意見もありますが、実際にガソリン車と比べてどれほど良いのでしょうか?
 https://jp.quora.com/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%82%82%E7%B5%90%E5%B1%80%E3%81%AF%E5%8C%96%E7%9F%B3%E7%87%83%E6%96%99%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BE%97%E3%81%9F%E9%9B%BB%E6%B0%97%E3%82%92%E5%A4%A7%E9%87%8F%E3%81%AB

 質問:ガソリン車の排気ガスと、火力発電で作った電気を使用した電気自動車では、どちらの方が環境に悪いですか?

 ある人の回答:
 チョット前まではガソリン車が悪いと簡単に言えたのですが、最新のガソリンエンジンの効率は40%を超えて45%が目前です。
 一方の火力発電所は最新の物で45%くらい、古い物だと30%台です。
 更に車と違って簡単には世代交代が進みません。
 仮に、ガソリンエンジンの熱効率を40%、火力発電の効率も40%とすると。

 ガソリン車; 熱効率40% × トランスミッション等の伝達効率90% = 36%
 電気自動車; 発電所の効率40% × 送電効率95% × 充電器の効率95% × モーターの効率95% = 34%

 原子力・水力・風力発電等を加えると
 電気自動車; 発電所の効率48% × 送電効率95% × 充電器の効率95% × モーターの効率95% = 41%

 結論として熱効率だけで見ると、火力発電だけを比較対象とすれば最新のガソリン車が微妙に勝りますが、原子力・水力等を勘案すると未だ電気自動車に分があり。


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イーロン・マスク、中国EVを警戒...貿易障壁なければ「世界を駆逐するだろう」 [マスコミを信じるな]

 ニューズウイーク日本版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2024/01/ev-49.php
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 テスラのイーロン・マスク最高経営責任者は24日、「中国の自動車メーカーは、貿易障壁がなければ世界の競合相手を”駆逐”するだろう」と述べた。

 昨年第4・四半期、BYDは比較的手ごろな価格や多彩なラインアップで躍進した。

 消費者分析会社ラングストンのパートナー、スペンサー・イメル氏は「BYDやNioなどは、信頼性や耐久性、安全性では中程度だが、車載技術やバッテリー交換などの革新的な技術で、中国での需要は高い」と述べ、それが今後の海外での成長において重要な要素で差別化の要因になると指摘した。

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 イーロン・マスクが有名になった当時、「なんてくだらない奴だろう」と思ったが、それは今も変わっていない、なぜかって?。

 ① 電気自動車は走行中には排気ガスが出ない、航続距離を稼ぐには、沢山バッテリーを積めば良い。
 ② 技術は日本のリチュウムイオン電池を使えば良い。
 ③ モーターは既に効率が95%くらいだから、問題ない。
 ④ 発電時の温暖化ガスの排出は、自分には責任がないので、考えない。

 世の中をそんな風にしか思っていないのだ、この男は。
 フレームはダイキャスト製法だとかなんだとか言っているけど、それもそんなに進んだ製法ではない。
 どこの自動車会社も実験的にはやっていたが、市場に出す環境も意味もなかったので、導入しなかっただけだ。
 結局の所、温暖化防止の波に乗ったイーロン・マスクに騙されたんだよ。

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 本題に戻ると、EVシフトを世界が目指した時、実は一部の技術者の間では中国の台頭は予想されていた。
 それに引き換え、当時の日本を含めた世界のジャーナリストは、間違いなく中国を侮っていた。

 共産党独裁政権はこの様な変革には強い。
 最高指導者が一声かければ、迷い無くどんな事でも突っ走るのだ。
 それが正しいとか間違っているとかは関係がない。

 今の中国の半導体産業は、技術もコストも世界最高レベルだ。
 構造が簡単なEVなんてのは、容易に作ってしまう事は簡単に予想出来ただろうに。
 液晶TVやスマホと同じで、決断が遅く、資金が無く、資源もない日本企業などが太刀打ちできるはずはない。

 日本が太刀打ちできるのは、長い歴史で磨かれてきたエンジン技術だけだが、中国はそれも短期間で簡単に盗んでしまうだろう
 僅か10年前の中国製自動車と今の自動車を比較してみれば、それらは一目で理解できる。
 
 参考:<中国製品>モーターショー 2009年4月19日
 https://www.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=30590

2009年モーターショー.JPG





 
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