LPレコードの音源と、CD音源の比較 [読書・VIDEO鑑賞]
LPレコードの音源と、CD音源の比較に当たって、松山千春さんのLPレコード「起承転結」を比較サンプルとしました。
このLPは、初期の千春さんの「ベスト集」と呼べるものです。
CDをすでに持っていたのですが、録音時のマスタリングが自分にはイマイチで、声に張りがあまり感じられませんでしたので、再度LPレコードを購入しました。
千春さんの声は、きれいな中高音が特徴で、もっとバリバリと前に出てくるイメージが有ったのですが、どうもこのCDでは沈みがちに感じます。
話は飛んでしまいますが、35年ほど前に友人が「(株)ONKYO」に勤めていました。
その彼から「ONKYO モニター100」と言うスピーカーを買いましたが、その時に「YAMAHA NS-1000M」と比較試聴の機会を用意してくれました。
その彼もオーディオマニアだったので、仕事抜きでやってくれたことを、今でも懐かしく思います。
結局当時はクラシックや映画音楽ばかり聴いていたので、中低音が充実した「ONKYO モニター100」を買いましたが、その時の視聴用レコードが、松山千春さんのレコードでした。
(その時は多分、「空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように」のLPだったと思う)
その時の記憶は鮮烈で、美しい高音域の美声が前にどんどん出てくるようで、キラキラと輝いて再生されていました。
「YAMAHA NS-1000M」は、世界でも最大径のベリリウムハードドームのスコーカーとツイーターを持ち、中高域の声がスッカーンと上に伸びていましたので、松山千春さんの声にぴったりした特性だったのでしょう。(ちなみに、ベリリウムは人間にとっては猛毒だそうです)
エラックやADAMに搭載されている、ハイルドライバーも同じ音の傾向ですが、当時の日本のオーディオ機器は、世界より遥かに先行していた様です。
※ハイルドライバーは実際は戦後すぐに発明されていたので、歴史的にはこちらが古い。
現在、自宅で使用しているスピーカーはソフトドームなので、1000M程の中高域は期待出来できませんが、松山千春さんらしいもう少し前に出る美声が欲しい。
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HDDに同じ曲名の、CD音源(16ビット/44.1khz)とレコード音源(24ビット/192khz)を入れ、CD音源はハイサンプリング化して、同じシステムで視聴しました。
レコード音源は、ハムノイズやスクラッチノイズが心配だったのですが、能率が普通レベルのスピーカーでは、あまり差は感じられませんでした。(バックロードでは気になるかも)
スタックスのヘッドホンでは、レコード音源のスクラッチノイズが、若干感じられましたが、逆にアナログらしさや空間の広がりが感じられて、良い雰囲気とも言えます。
中高域の音の伸びは、なんとレコード音源が私の好みに合って居て、ボーカルが前に張り出してきます。
「窓」と言う曲を中心に聴いたのですが、全般的にはCD音源は穏やかでおとなしく、細かい音が忠実に再生されますが、ちょっとリアルさに欠ける感じ。
レコード音源は訴求力がありながら、細かい音も再現されダイナミックでリアルな感じ。
特に導入部のギターのアタック音の後の余韻が、CD音源ではスルッとシンプルに再生されますが、レコード音源では、膨らみが有り心に訴えかける余韻たっぷりの感じです。
プラシボ効果も手伝っていますし、レコードカートリッジの音創りの旨さが効いているのかも知れません。(DL-103R)
結果は断然、レコード音源の方が私の好みでした。
一般に販売される音源は、CDでもレコードでもマスタリングセンスによって音質が違う為、一概にどちらが良いとは言えませんが、レコードは今の時代でも充分に通用する音質でした。
また、中古レコードを探しましょう、買いましょうという事で、2枚のレコードを追加注文しました。
2枚のLPレコードが送料込みで合計2700円は、本当にバーゲンです。
Amazonでサウンドパックと言う会社の中古レコードを既に4枚ほど買っています。
いずれも品質は満足できるレベルです。
当時レコードを少ない小遣いで買っていた私世代は、レコードをカセットテープに録音したりして聴いていて、レコードをそれはそれは大切に扱っていたので、レコード盤面に荒れが無いのかも知れません。
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実は、同じ時代に流行った松任谷由実さんのレコードが欲しいと思っています。
しかし結構値段が高いので手が出ません。
彼女は今の若い世代にも人気があるので、品数が少ないのかも知れません。
若い頃に以下の5枚のレコードを買っており、今も大切に所蔵しています。
レコード面に荒れが無いので、折を見てハイレゾ録音し比較してみようと思っています。
このLPは、初期の千春さんの「ベスト集」と呼べるものです。
CDをすでに持っていたのですが、録音時のマスタリングが自分にはイマイチで、声に張りがあまり感じられませんでしたので、再度LPレコードを購入しました。
千春さんの声は、きれいな中高音が特徴で、もっとバリバリと前に出てくるイメージが有ったのですが、どうもこのCDでは沈みがちに感じます。
話は飛んでしまいますが、35年ほど前に友人が「(株)ONKYO」に勤めていました。
その彼から「ONKYO モニター100」と言うスピーカーを買いましたが、その時に「YAMAHA NS-1000M」と比較試聴の機会を用意してくれました。
その彼もオーディオマニアだったので、仕事抜きでやってくれたことを、今でも懐かしく思います。
結局当時はクラシックや映画音楽ばかり聴いていたので、中低音が充実した「ONKYO モニター100」を買いましたが、その時の視聴用レコードが、松山千春さんのレコードでした。
(その時は多分、「空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように」のLPだったと思う)
その時の記憶は鮮烈で、美しい高音域の美声が前にどんどん出てくるようで、キラキラと輝いて再生されていました。
「YAMAHA NS-1000M」は、世界でも最大径のベリリウムハードドームのスコーカーとツイーターを持ち、中高域の声がスッカーンと上に伸びていましたので、松山千春さんの声にぴったりした特性だったのでしょう。(ちなみに、ベリリウムは人間にとっては猛毒だそうです)
エラックやADAMに搭載されている、ハイルドライバーも同じ音の傾向ですが、当時の日本のオーディオ機器は、世界より遥かに先行していた様です。
※ハイルドライバーは実際は戦後すぐに発明されていたので、歴史的にはこちらが古い。
現在、自宅で使用しているスピーカーはソフトドームなので、1000M程の中高域は期待出来できませんが、松山千春さんらしいもう少し前に出る美声が欲しい。
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HDDに同じ曲名の、CD音源(16ビット/44.1khz)とレコード音源(24ビット/192khz)を入れ、CD音源はハイサンプリング化して、同じシステムで視聴しました。
レコード音源は、ハムノイズやスクラッチノイズが心配だったのですが、能率が普通レベルのスピーカーでは、あまり差は感じられませんでした。(バックロードでは気になるかも)
スタックスのヘッドホンでは、レコード音源のスクラッチノイズが、若干感じられましたが、逆にアナログらしさや空間の広がりが感じられて、良い雰囲気とも言えます。
中高域の音の伸びは、なんとレコード音源が私の好みに合って居て、ボーカルが前に張り出してきます。
「窓」と言う曲を中心に聴いたのですが、全般的にはCD音源は穏やかでおとなしく、細かい音が忠実に再生されますが、ちょっとリアルさに欠ける感じ。
レコード音源は訴求力がありながら、細かい音も再現されダイナミックでリアルな感じ。
特に導入部のギターのアタック音の後の余韻が、CD音源ではスルッとシンプルに再生されますが、レコード音源では、膨らみが有り心に訴えかける余韻たっぷりの感じです。
プラシボ効果も手伝っていますし、レコードカートリッジの音創りの旨さが効いているのかも知れません。(DL-103R)
結果は断然、レコード音源の方が私の好みでした。
一般に販売される音源は、CDでもレコードでもマスタリングセンスによって音質が違う為、一概にどちらが良いとは言えませんが、レコードは今の時代でも充分に通用する音質でした。
また、中古レコードを探しましょう、買いましょうという事で、2枚のレコードを追加注文しました。
2枚のLPレコードが送料込みで合計2700円は、本当にバーゲンです。
Amazonでサウンドパックと言う会社の中古レコードを既に4枚ほど買っています。
いずれも品質は満足できるレベルです。
当時レコードを少ない小遣いで買っていた私世代は、レコードをカセットテープに録音したりして聴いていて、レコードをそれはそれは大切に扱っていたので、レコード盤面に荒れが無いのかも知れません。
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実は、同じ時代に流行った松任谷由実さんのレコードが欲しいと思っています。
しかし結構値段が高いので手が出ません。
彼女は今の若い世代にも人気があるので、品数が少ないのかも知れません。
若い頃に以下の5枚のレコードを買っており、今も大切に所蔵しています。
レコード面に荒れが無いので、折を見てハイレゾ録音し比較してみようと思っています。
2021-08-30 08:18
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