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ついに中国BYDが世界一、EV敗戦決定的な日独製造業に迫る大打撃 [電気自動車の闇]

 現代ビジネス
 https://gendai.media/articles/-/102928
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 BYDの本社は深圳で、そもそもは電池メーカーだ。
 1995年創業で、2008年12月に充電もできるプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)を売り出し、自動車の分野に進出した。
 それから14年、2022年上半期のEVの世界販売台数で、BYDが1位の63万台を記録した。

 同期の世界TOP 10の合計が283万台だったから、BYDのシェアは22.3%。
 2位がテスラの56万台、3位がVWの33万台、4位がGMの25万台、その他が106万台で、トップ4社で市場の62.5%を占拠する。
 ただし純粋の電池車(BV)のみはテスラだけ。BYDではおよそ半分がまだPHEVだ。

 EVとは、電池を載せる台車に他ならなず、コストダウンの努力は電池に集中される。
 BYDはもEU市場を狙う。
 早くも2020年5月には、セダンEVの価格を4万5000~5万5000ユーロ(525万円前後)と宣言した。
 ドイツの神経の尖らせ振りはただごとではない。
 ウクライナ戦争であわただしいのに、2022年11月4日、ドイツのショルツ首相が中国を訪問し、習近平と会談した。
 表向きの目的は世界情勢について意見交換と発表されたが、真の目的はドイツの産業界の代表を率いての商談促進だった。

 BMWの対中投資額の合計はすでに1.66兆円に達し、中国が同社の生産と販売の最大拠点となり、その比率は30%を上回る。
 だから中国でコケルと世界でコケルことになるが、にもかかわらず2011年から同社の中国での販売台数では、伸び率の低下が続く。
 VWも中国での販売台数は2017年から伸び悩み。
 もしこうした傾向が続くと、アメリカが自動車生産で日本、ドイツに追い抜かれたように、日本、ドイツが中国に追い抜かれるだろう。
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 ドイツの電気自動車事業は、中国だけを見ているように思える。
 しかしドイツの思惑は失敗するだろう。
 電気自動車に限っては、既に技術力はドイツと同等かそれ以上、資金はダントツである。



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