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コーヒーが渋い原因 [珈琲自宅焙煎]

 先日、友人が遊びに来たとき、マンデリンをお土産に持ってきてくれました。
 マンデリン種は苦味が強いと聞いていましたが、飲んでみると意外とスッキリした中に、お行儀の良い苦さがわずかに感じられました。
 苦味はありませんが、酸味もあまり感じられません。

 豆表面に少し脂が浮いていたので、焙煎レベルは「フルシティロースト」くらいに思えます。
 早速サイフォンで入れてみましたが、我が家の焙煎コーヒーの様にいやな渋みは全く感じません。 

 我が家で自家焙煎したコーヒーは、時々強い渋未を感じることがあります。
 元々、私は酸味が強いコーヒーを好むため、焙煎をどうしても浅くしてしまいがちです。
 設定は「ミディアムロースト +1」くらい。
 其のため、酸味だけでなく、渋みが残ってしまうようです。

焙煎度合いの比較.JPG


 参考: 生焼けにならない焙煎のコツを解説 より
 https://aikacoffee.jp/coffee-roasting-explaining-the-tips-of-roasting-that-does-not-burn-raw


 ★生焼けで焙煎が進むとどうなるのか

 内部に残った水分により、香味に良くない化学反応が進みます。
 豆内部に水分が残った状態で高い火力を与えると、クロロゲン酸という成分が加水分解(※)という反応を起こします。
 クロロゲン酸が加熱されると、加水分解が起き、キナ酸とカフェー酸に分解される。
 1つの酸から2つの酸が産まれ、生豆中の酸の量が増える。
 キナ酸はキウイフルーツを思わせる強い酸味があり、カフェー酸は酸味と強い渋みを持つ。
 このため、加水分解が起こると酸味と渋みとが増強されてしまう。

 次回のロースト設定は、思い切ってシティロースト辺りを狙ってみようと思います。
 初期の焙煎時に感じていた、炭臭さは少し時間を置くと消えてしまう様です。

新焙煎レベル202301.JPG

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 参考: コーヒー豆の焙煎(ロースト)8段階とは?
 https://www.alt-coffee.com/coffee8roast.html

 ・ミディアムロースト
 浅煎り 酸味が強く、苦味は弱い、アメリカンコーヒー用向き。(別名アメリカンロースト)
 ミディアムローストは1ハゼ(パチパチという音)が終わったぐらいの焙煎度です。
 酸味が強くて、苦味はほとんどありません。
 焙煎する最初の段階の時に充分な水分抜きを行わないと、渋みが目立ち飲みにくい味わいになります。

 ・ハイロースト
 中浅煎り 酸味はまだ残っていて、やわらかい苦味や甘味も出てきます。
 ハイローストは1ハゼ(パチパチという音)と2ハゼ(ピチピチという音)の中間ぐらいの焙煎度です。
 酸味は充分に残っていますがほんのりと苦味も感じられます。

 ・シティロースト
 中煎り 日本、北欧で好まれる焙煎度合いです。
 シティーローストは2ハゼ(ピチピチという音)が始まったぐらいの焙煎度です。
 酸味と苦味のバランスがよく、この焙煎度は多くのコーヒー豆に適用できバランスよく飲めます
 
 ・フルシティロースト
 中深煎り イタリア・中南米タイプ
 フルシティーローストは2ハゼ(ピチピチという音)のピークあたりの焙煎度です。
 酸味は少なくなり苦味のほうがよく感じられ、香ばしい香りが出てきます。
 コーヒー豆の表面に、油が出てきます


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