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TBSテレビ 報道特集 岐路に立つノルウェー刑務所 [マスコミを信じるな]

 TBSテレビ 報道特集
 岐路に立つノルウェー刑務所
 https://www.tbs.co.jp/tv/20230121_0264.html
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 世界一人道的ともいわれるノルウェーの刑務所。
 だが77人が犠牲になったテロ事件をきっかけに厳罰化を求める声が大きくなり岐路に立たされいる。
 刑罰のあり方とは?


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 ノルウェ-で、69人の若い青年や女性を銃で惨殺した犯罪者を例に取り、ノルウェ-の犯罪に対する考え方や、刑務所のあり方等を特集し報道していた。
 ノルウェ-には、死刑制度と終身刑は存在せず、刑期も最長でも21年しかないそうです。
 ただ、犯罪者の更生状況などにより延長はあり得るそうです。
 69人を殺した犯罪者も基本的には21年で開放される可能性もあり、なおかつ状況によっては、一般社会になれさせるために、残りの5年位は、外科医と隔てる策も扉もない快適な住まいで暮らせるそうです。
 また、食料も普通に自由に食べられるし、大きな冷蔵庫が共有スペースに設置されており、アイスクリームやデザートなども勝手に、自由に食べられるそうです。
 お酒は流石に報道されていませんでしたが、受刑者は自転車等に乗って、自由に敷地内街を走り回っていました。

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 TVの報道映像を見ていて、受刑者の生活のあまりの快適ぶりに驚きました。
 方向性としては、犯罪者を更正させるのを目的としている施設で、教育を受ける機関として存在し、犯罪に対しての厳罰は一切無いそうです。
 当然、施設で職業教育を受けて、仕事先も斡旋してもらえるし、多分住宅等も保証されるのでしょう。
 だから、再犯率は減少したと報道していました。

 凶悪犯罪の被害も、わずかですが取材していました。
 自分の子供が殺された当時は、犯罪者を憎んで厳罰を与えるべきと考えたそうです。
 被害者家族は、子供の無念さなどを嘆き、自殺も考えたそうですが、長い時間が経過した後は、怒りも収まり、厳罰がくだされなかった事を、良かったと考えるようになったと、報道では締めくくっていました。

 ただ、この番組を見ていて感じたのは、あまりに出来すぎた報道内容です。
 特に思うのは、被害者の人権は全く報道されず、考えられていないこと。
 確かに、被害者の家族の人権はある程度報道されていましたが、実際に殺された人の無念には全く触れられていませんでした。
 殺された人がどんな人格で、どんな家族構成だったのか、彼らの将来の夢や希望はどうだったのか?。
 死人に口なしで、死んだ人のことは何も考えられず、レポートされない。

 再犯率が下がったことですが、厳罰が存在するにしろ、無いにしろ、手厚いサポートが有れば、当然そうなることが予想されます。
 刑務所を出て、仕事や生活が安定するのだから、普通は犯罪を犯そうとはしないでしょう。
 厳罰を排除した結果により、再犯率が下がったとは言えない。
 人権擁護を叫ぶ団体や弁護士達の勝手なこじつけでしかありません。

 また、被害者家族の意識も、長い時間をかけて変わったとしていますが、それに対しても違った見方があると思います。
 人間がいかに人を恨み、憎んでも、長い時間、何十年もその気持を持ち続けることはできません。
 ましてや、高齢化した方々には、そんなエネルギーは無いでしょう。
 段々に、そんな考え方も変化してくるのが当然ですが、それが犯罪者を許したことにはならないし。厳罰が不要ということにはならないでしょう。

 TVの報道側のスタンスは、一般的に左側の考えをですので、人権を第一として番組を構成します。
 今回の報道も、最後には犯罪者の人権を優先する内容となっていると感じました。
 この番組を見ていて、日本も同じ様に、被害者より加害者の人権が優先されるような社会には成ってほしくないと感じました。

 参考:  音楽スタジオ、薄型テレビ、コンドーム…世界一人道的な刑務所
 https://globe.asahi.com/article/14707763
 
noruue-keimusyo.JPG



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