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TikTokより「万能アプリ」WeChatを恐れるべき理由...中国共産党の監視・検閲システムの重要な一部 [平和ボケ]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2023/03/post-101034.php
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 ウィーチャットはいわばワッツアップとツイッターとフェイスブックとインスタグラムとペイパルを融合したアプリだ。
 メッセージ、電話、ビデオ会議、ゲーム、ショッピング、決済、送金、フィード作成、ニュース閲覧など機能満載で中国や世界中の中国語話者に大人気。
 中国のIT企業でウィーチャットを運営する「テンセント」が2011年にリリースし、月間アクティブユーザー数が10億人を超す中国最大のアプリである。
 TikTokや同じようなアプリよりはるかに汎用性が高く、スマートフォンで中国語を使ってやりとりするための追加の基本ソフトみたいなもの。

wechat.jpg

 しかしこのアプリはとても危険で、中国共産党の指示に従い、ユーザーのアクティビティーは追跡・分析・検閲されて政府の手に渡り、中国の大衆監視ネットワークの中で重要な役割を果たしている。
 アルゴリズムは党の公式見解を推進するように調整され、見解にそぐわない情報は「統制・検閲の対象」になり、昨年の民主派デモの画像をシェアしたユーザーのようにアカウントを削除されたり、不適切な投稿を1件シェアしただけで投獄されかねない。

 参考: ウィーチャットで監視、中国当局の強力ツール
 https://jp.wsj.com/articles/SB11236499840805234501604587175970329376682

 参考: 気球やTikTokだけじゃない WeChatという中国の「侵入口」
 https://forbesjapan.com/articles/detail/61010

 参考: WeChatは中国国内の検閲システムを強化するために海外ユーザーを利用している
 https://gigazine.net/news/20200508-wechat-international-users/

 参考: データ集中の究極形態「WeChat」アプリが抱える大問題とは?
 https://gigazine.net/news/20190617-wechat-is-watching/

 WeChatは位置情報に基づく「ユーザーがどのようにWeChatを使っているか」という情報をリアルタイムで見ることができる「ヒートマップ」を政府に提供しています。
 政府はWeChatのデータをもとに人々がどこで抗議行動を行うのかなどを予測することが可能です。
 データ保護法により企業に対してデータの保護が義務づけられていますが、政府に関しては免除規定があるため、WeChatのデータ暗号化は政府の行動を妨げることは出来ません。

 データが超集中化しているWeChatにおいて、ハッキング被害も大問題です。
 WeChatでどのくらいのハッキングが発生しているかは不明ですが、中国インターネット協会のデータでは、国内のインターネットリーダーを含む1200人を対象に調査を行ったところ、うち84%が何らかのデータ盗難被害にあったと答えています。
 中国ではハッキングが広範囲で行われており、2016年にはハッキングで学費を騙し取られた学生が心労から倒れ、18歳という若さで死に至りました。

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 中国製品は、ハード、ソフトに限らず共産党政府の監視を逃れることはできない。
 また、セキュリティはとても脆弱で、簡単に個人データをハッキングされてしまいます。
 近年は、中国製品のハード、ソフト共に西側の政府機関での利用は禁止されていますが、その理由はその為であります。
 頭の弱い日本人の若者は、中国製品に対する危機感が全く欠如しているため、簡単にインストールし利用しています。
 しかし実は自分が利用されているなんて事など、考えにも及びません。
 そんな若者であふれかえる国に、未来はないでしょう。


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