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オーディオの価格が凄いことになっている [オーディオ]

 最近のオーディオの価格は購入の意欲さえ無くす程で、呆れて見る気もしなかったのですが、久しぶりにハイエンド機をネットで検索してみました。

 まず驚いたのは、「マジコ-M9」で、価格はなんと「1億2000万円」。

 マジコM9.jpg

 次はドイツ製品ですが、アヴァンギャルドのオールホーン・スピーカー「Avantgarde TRIO G3」+「Space Horn」。
 価格は・・・合計で「50,710,000円」にもなります。
 ●ホーン・スピーカーシステム:Avantgarde TRIOG3 ¥16,500,000(ペア、税込)
 ●アクティブ・バスホーンシステム:Space Horn Twin-Drive ¥15,400,000(ペア、税込)
 ●アクティブ・バスホーンシステム:Space Horn Single-Drive ¥12,100,000(ペア、税込)
 ●電流駆動パワーアンプモジュール:iTRON ¥6,050,000(ペア、税込)
 ●iTRON/外部パワーアンプ切替スイッチモジュール:AVG/AMP-SW ¥660,000(ペア、税込)

 Avantgarde TRIO G3.jpg

 そして歴史の長いJBL社製「Project EVEREST DD67000」、価格はペアで「¥ 8,800,000」です。
 前の2機種が余りに高いので、880万は安く感じますね。

Project EVEREST DD67000.jpg

 最後は、英B&W社製スピーカー「 Diamond 800 D3」。
 ペアの価格はピアノ・ブラック仕様が4,500,000円。

800シリーズDiamond.jpg

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 B&W社の「 Diamond 800 」は、ちょっとしたお金持ちが所有しているのを時々ネットで見かけます。
 
 大口径のダブルウーハーにこのサイズのエンクロージャーでは、低音を出すのは結構難しい?。
 どうもダブルウーハーはポートを使ったスーパーウーハーとして使っている様ですね。
 クロスオーバー周波数が「350Hz」と「4kHz」であることからも、そうなのでしょう。
 ワイドレンジのミッドユニットと、ダイアモンドツイーターの2ウエイ+スパーウーハー構成のスピーカーシステム。
 しかし、能率が90DBもあるのは立派ですね。
 スピーカーで珍しく高調波歪が表示されています。 
 何Wなのかは不明ですが、45Hz~100kHzで1%以下、80Hz~100kHzでは0.5%と素晴らしい特性らしいです。
 普通に売られている、真空管アンプより高調波歪が低いのは、単純にすごいですね。
 (一般的に真空管アンプの高調波歪は、1%~5%くらいはあります。)

SINNKUKHIZUMI.JPG

 このシリーズを、シニカルな見方で解説した動画がありますが、少し批判的すぎる気もしました。
 
 B&Wのスピーカーは世界最高峰なのか  https://youtu.be/PKdHAIu6ong

 この様な高価格帯で現実感のないオーディオ製品ですが、オーディオ愛好家にとっては夢でもあります。
 例え小型で高性能なオーディオで同じ音質が可能だったとしても、この様なオーディオを開発、販売することができる海外のメーカーは頑張っているな!と感じさせます。
 かつては日本のオーディオメーカーも同じ様に夢を追いかけていたのですが、今は発展途上国でも作れそうなミニコンポばかりです。
 これでは、技術も夢も日本は無くなりますね。
 最近は日本の半導体や家電、オーディオの売れ行きは最低レベルですが、こうなった最大の原因は、経営者が製品に対して夢をなくしたことだと思います。

日本の過去の高級スピーカー.jpg

 幸いにして、自動車業界は「モーターショーやルマン、F1」などで今でも夢を見させてくれます。
 コストや販売シェアばかりを目標にしていると、ユーザーが製品に夢を持てなくなってしまい、業界の没落が始まるのでしょう。

 https://www.tokyo-motorshow.com/press_release/20221118.html

1920px-2019_Honda_NSX_3.5_CAA-NC1_(20190722)_01.jpg
 
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