SSブログ

ダイアトーン「P-610DB」を使っていて思うこと [オーディオ]

 実は30数年前に一度、指定箱ではないですが、もう少し大きな箱に入れたオリジナルの「P-610B」を所有していたことがあります。
 そのスピーカーには、コーン型の小さなツイーターが追加してありました。
 ボンボンと威勢良くなる低域に、美しい繊細な高域がマッチして、とても良い音で音楽を鳴らしてくれていたように記憶しています。

 オリジナル「P-610B」の周波数特性は「80Hz~13000Hz」とされていましたが、周波数が高くなると急激に減衰するように作られており、ネットワークを使わずとも、ツイーターのハイパスコンデンサのみでキレイにつながるように作られていました。

ORIJINARU周波数特性図.JPG

 私が所有している改良型?「P610DB」の様に、分割振動で無理に高域を伸ばしていなかった為、ツイーターを簡単に追加すれば、とてもダイナミックでなおかつ繊細な高域をもつスピーカーを作ることができたのです。

P610DB周波数特性図.JPG

 「P610DB」ですが、男性のナレーションあたりの周波数の音声は、恐ろしいほどにリアルで魅力的です。
 しかし、高域特性の良いアンプだと、高い周波数レンジでは分割振動が影響して少し聞きつらいものになります。
 やはりこのスピーカーは、ナローレンジで優しい音の真空管アンプにて、古いスタンダードジャズ等を聞くのに適している様です。
 或いは、ネットワークで無駄な高域をカットし、ツイーターを追加して聞くのが良い様です。


 


 
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。