コロナ治療目的のイベルメクチン使用に米ＣＤＣが警告、服用で重症例も

CNNニュースサイトより
https://www.cnn.co.jp/usa/35175835.html

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　米疾病対策センター（ＣＤＣ）は２６日、寄生虫の駆虫薬「イベルメクチン」を新型コロナウイルスの治療薬として使用しないよう、医師や国民に注意を呼びかけた。

　イベルメクチンは人や家畜の寄生虫の駆除薬として使われる医薬品。
　ＦＯＸニュースなど保守系メディアは何カ月も前から、新型コロナウイルスの治療薬としてイベルメクチンが使用できる可能性があると伝えていた。
　ツイッターでも話題になり、米議会公聴会では「奇跡の薬」と呼ばれ、ロン・ジョンソン上院議員は新型コロナ治療にイベルメクチンを使うメリットを説いていた。

　しかし、感染を防ぎたいと畜牛用のイベルメクチンを服用した大人が９日間の入院を強いられた症例や、新型コロナ感染の治療のためにインターネットで購入し、１日５錠を５日間飲んで入院した症例もあった。
　ＣＤＣは医師に対し、新型コロナの患者に対するイベルメクチンの使用は承認されていないと強調し、臨床試験では、新型コロナの治療効果を裏付ける十分な証拠は認められていないとした。
　過剰に服用すれば胃の障害や神経障害、けいれん、見当識障害などの症状を引き起こし、昏睡状態に陥って死亡することもある。

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イベルメクチン（INN: ivermectin）
　マクロライドに分類される経口駆虫薬。
　腸管糞線虫症、疥癬、毛包虫症の治療薬でもある。
　放線菌が生成するアベルメクチンの化学誘導体。
　静岡県伊東市内のゴルフ場近くで採取した土壌から、大村智氏により発見された放線菌ストレプトマイセス・アベルミティリスが産生する物質を元に、MSDが創薬した。
　この発見により、大村智氏は2015 年にノーベル生理学医学賞 を受賞 した。
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　米国ではインターネットで購入したりして、勝手に服用したり認証されていないのにコロナ患者に処方したりして、重症化や死亡等の事故が起きているようです。
　日本でも、普通にインターネットで入手可能ですが、個人で購入し服用するのは危険と思われます。
　コロナウイルスに効果が有るのか無いのか、はたまた患者に対して毒となるのか？未だにはっきりしていません。
　この薬は、疥癬（肥前ダニによる皮膚病）の治療薬で、コロナウイルスで体力が落ちた人が勝手に服用すると、命の危険があるかも知れません。