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国力を削ぐ「人口減少」問題は、「移民の受け入れ」では解決できない [政治・時事]

 ニューズウイーク 日本語ホームページより
 https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2021/12/post-168_2.php
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 生産に従事する国民が減っているのであれば、産業の機械化やデジタル化を進め、より少ない人数で同じ生産を維持できればGDPは減少しない。
 付加価値が低く、国内で生産することが割に合わない財については、輸入でカバーすればよく、むしろ国内産業を付加価値を高める方向に誘導すべきである。
 その意味で、単純労働者の大量受け入れは、状況をさらに悪化させてしまう可能性をはらんでいる。

 大量の外国人労働者が入国すれば、国内の賃金はさらに下がる。
 企業は機械化やデジタル化を進めるよりも低賃金な労働者を雇うことでコストダウンが可能となるので、イノベーションも阻害してしまうだろう。

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 確かに、私も単純労働者としての大量の移民には問題があると思っている。
 なによりも、治安の悪化が心配である。
 
 >低賃金な労働者を雇うことでコストダウンが可能となるので、イノベーションも阻害してしまうだろう。

 この意見も正解である。
 事実の例を言えば、例えば発展途上国での自動車生産ラインだが、溶接ロボットが中々導入されなかった。
 発展途上国では、賃金を安く抑えられるので、古い人間主体の溶接機が長く活躍していた。
 (写真は、設備導入費用を抑えるために、ロボットを使わない生産を行っていた、国内の「S660」生産ライン)

スポットガン.JPG

 次の写真は、最新式のロボット溶接ライン

ロボット溶接機.JPG

 最近は、組み立て工程もロボットがかなり入り込んでいるようです。

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 多分、日本が低賃金の移民を多く受け入れると、これと同じ状況が再現されるだろう。
 当然、日本人の給料も下がり続けるだろう。
 所得税や年金の納付額は下がり続けるのは、明らかだ。
 其の結果、政府が目指している毎年2%のインフレは程遠く、デフレーションとなり、国庫の借金は増え続けて最終的には破綻するだろう。

 それよりも、日本はデジタル化を推し進めて、業務効率を改善する事が急務である。
 今の若者は、デジタル教育を受けてこなかった。
 だから、スマホは扱えても、パソコンが全く使えない人が多い。
 決められた操作しかできず、パソコン本来の計算や自動処理(例えばマクロ作成)なんて、全くの素人である。
 特にエクセルのマクロは強力で、殆どの業務は自動化できるけど、誰もやろうとしないよね。
 みんな、自動処理プログラムが必要になっても専門メーカー任せで、自分で勉強しようともしないから、業務の改善なんてできやしないだろう。
 これから主流になる、「AI(ディープ・ラーニング)」は、業務効率を劇的に改善できると思われるが、日本ではそんな発想さえ生まれてこない。
 人口が減少し、若者も減少している日本にこそ、必要な技術であるのに・・・
 こんな国は、既に3流国家である。
 日本でのパソコンの使い方は、プレゼンテーションを作成するための、ワープロ化してしまっている。
 そんな、アホな若者が沢山いる国は、ずっとこの先も業務改善なんてできやしないだろう。




 
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