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プーチンも困っている、コントロールの効かない国内強硬派──分岐点は動員令だった [21世紀のホロコースト]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/10/post-99949.php
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 プーチンよりも過激な主張する人たちが国内メディアに増殖し、制御できなくなりつつある。

 戦場ではロシアの苦戦が続き、東部や南部では占領地の一部を奪い返されているし、ロシア本土とクリミア半島をつなぐ大橋も爆破された。

 ここに来て民間施設を標的に攻撃を繰り返しているのは、都市部の住民を恐怖のどん底に突き落とせば、ウクライナ政府もいずれ折れると、ロシア国内の強硬派は一貫して主張しているからだ。
 しかも、標的にしたのは社会インフラ、特に暖房や電力関連の施設だ。
 冬場に向けてウクライナ市民を困らせ、寒い思いをさせ、苦しめる。そうすれば勝てると、プーチンも考え始めた。

 今のプーチンは国民に対し、これはロシア防衛の戦いだと言っている。
 とにかく国民に、この戦争を支持させたい。
 ロシアは被害者だと思わせたい。
 だから国内向けには、真の敵はウクライナではなくアメリカだ、西側陣営だと吹聴している。
 そして国家存亡の危機だと訴えている。

 ロシアには、プーチンの戦争に抗議する人々と、もっとやれと言い募る極右の強硬派がいる。
 そして今は、強硬派の影響力が強まっている。
 その先頭に立っているのはチェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長だ。

 KADESIROFU.jpg

 民間軍事会社ワーグナー・グループを率いる政商エフゲニー・プリゴジンや、大統領経験者のドミトリー・メドベージェフもいる。彼らはプーチンに、勝つためには手段を選ぶなと迫っている。

エフゲニー・プリゴジン.jpg

メドベージェフ.JPG

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 いよいよプーチンも戦争を制御できなくなりつつありますね。
 特に、カディロフは危険人物です。

 プーチン大統領に忠誠を誓いながら、チェチェンをロシア国内の事実上の「独立王国」にしたと言われる。
 ロシア政府からの連邦補助金を大量にもらい、2度の紛争の復興事業やインフラ整備をチェチェン国内で行ったため、現在のグロズヌイには高層ビルや壮麗なモスクが立ち並んでいる。
 一方で独自路線を貫き、中央政府からの干渉を極度に嫌うため、2015年にカディロフはチェチェンの治安部隊に対し、チェチェン以外のロシア国内からの警察官などを撃つように命令した。


 いやいや危ない傾向ですが、意外とこのカディロフ氏はプーチンを殺害し、ロシアの支配を狙っているかもしれません、怖い怖い。
 どうなろうとも、ロシアと元ソ連の構成国の混乱はこれからでしょう。






 
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