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ロシアの「最悪の武器商人」が釈放、人質交換は「危険すぎる悪手」 [21世紀のホロコースト]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/12/post-100318_1.php
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 ロシアで有罪判決を受けて収監されていた米女子プロバスケットボール選手ブリトニー・グライナーと、武器密輸に関与した罪でアメリカで収監されていたロシアの武器商人ビクトル・ボウトの「人質」交換が成立し、それぞれ12月8日に釈放された。

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 ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の元幹部とみられるボウトの巨大な国際組織は、「戦車やヘリコプター、武器を何トンでも世界のほぼあらゆる地点に運ぶ」ことができた。
 特にアフリカでは、武装勢力やテロリストが彼の武器で何十万人もの罪のない人々を殺戮し、05年のニコラス・ケイジの映画『ロード・オブ・ウォー』のモデルにもなった。
 ボウトがタリバンに売った武器は、アフガニスタンで米軍とNATO軍への攻撃に使われた。

 ボウトは米政府の重要な標的になった。05年に財務省はボウトに制裁を科し、米国内の巨額の金融資産を凍結した。06年に米政権はDEAに対して、新しく制定された麻薬テロ対策の法律を用いて、それまで手を出せなかった他の著名な犯罪者たちと共にボウトに法的措置を取るよう指示した。

 08年、タイ警察はDEAと協力してバンコクでボウトを逮捕した。
 アメリカからテロ組織に認定されている反政府ゲリラのFARCは世界最大のコカイン生産者でもあり、以前よりボウトから武器を購入していたと考えられている。

 ボウトが逮捕された後、アメリカへの身柄の引き渡しを阻止しようと、カネと影響力を使って画策した。
 18年にウィーランを拘束した後は、ロシア側からボウトとの身柄の交換を繰り返し打診してきた。

 ボウトはアフリカやベネズエラなどの紛争地域で、ロシアの代理戦争を請け負う勢力に秘密裏に武器を流すことができる。
 ロシアの衛星国や、NATO諸国やその勢力圏でうごめく破壊活動家に武器を供給することも可能だ。

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 バイデン政権は何を考えているのか良くわかりませんね。
 ボウトを釈放したら、後々にどれだけの人的被害になるのか考えなかったのでしょうか?
 プロバスケットの選手だからなのか、バイデン政権はアメリカ国民の人気取りにしか思えない。
 タイ警察だって、ロシアに脅されていた様で、危険な橋をタイも判っててアメリカに協力しただろうに、その苦労が水の泡ですね。



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