イラン反政府デモでプロサッカー選手に死刑判決

　ニューズウイーク日本語版
　https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/12/post-100349.php
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　26歳のアミール・ナスル＝アザダニは11月、抗議活動に参加した後に逮捕され、イスラム革命防衛隊の司令官の死に関連して起訴された。
　その後イランの国営テレビが、ナスル＝アザダニが他の2人とともに司令官の死について自白しているかのような映像を放映した。
　ナスル＝アザダニは、「神への敵意」を意味するモハレベという死刑に相当する罪で起訴されたのだ。
　同じく、抗議活動に参加したほかの2人は既にこの罪で処刑された。

　オランダに本拠を置く国際プロサッカー選手会は、「イランで女性の権利と自由のために運動したプロサッカー選手のアミール・ナスル＝アザダニが、処刑の危機に直面しているという報道に衝撃を受け、嫌悪感に襲われている」、「私たちはアミールと連帯し、彼の刑罰を直ちに取り下げるよう求める」とツイートした。

　これまでに300人以上の抗議者が、デモの鎮圧を試みる治安部隊に命を奪われた。
　イラン議会の過半数が、抗議者に対して厳しい罰を与えるよう要求し、「扇動者に死を」と訴えるていた。

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　政教分離が出来ていなかったり、宗教が政治を牛耳っているいる国に住む国民には自由な意見を言うことが出来ないでいる。
　西側の価値観では、政治に物申しただけで死刑なんて、想像もできない事柄であるが、イランではそれが当然の事とされているんだろう。

　まあ我々がどう思っていても、内政干渉であるし、宗教の自由の観点からも仕方がない事なのだろうが、たしかに吐き気のする行為である。
　どんな神様でも、意見を言っただけで死刑なんて行為を喜ぶとは思えない。