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「アミロイド斑に伴う腫れがアルツハイマー病の真の原因」との研究結果 [サイエンス]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/12/post-100447.php
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 米イェール大学の研究チームは、アルツハイマー病のモデルマウスを用いて、アミロイド斑に伴う腫れがアルツハイマー病の真の原因である可能性を明らかにした。

 アミロイド斑が形成されるごとに、アミロイド斑の近くで、脳の神経細胞をつなぐ軸索に沿って球状の腫れが蓄積する。
 この腫れは、細胞内の老廃物を消化・分解する細胞小器官「リソソーム」が徐々に蓄積することによって引き起こされる。
 蓄積したリソソームには、タンパク質の一種「PLD3」が多く含まれていることがわかった。

 アルツハイマー病に似た症状のあるマウスの神経細胞から「PLD3」を除去する遺伝子治療を行ったところ、軸索の腫れは劇的に減少し、軸索の電気的伝導が正常になり、軸索でつながる脳領域の神経細胞の機能が改善した。

 研究チームは「『PLD3』がアルツハイマー病のリスクを診断するバイオマーカーとなったり、将来の治療法での標的になりうる」と考察。
 『PLD3』やリソソームを制御する他の分子を標的にすることで、軸索の電気的伝導の破壊を避けられるかもしれないと述べている。

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 私の年になると、癌とアルツハイマーはとても怖い疾患です。
 近年、癌やアルツハイマーに関する、新しい発見や治療法が次々と発表されています。
 私が危ない状況になる前に、それらの病気が克服されることを願っています。


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