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独・石炭採掘めぐり、グレタさんら環境活動家3万5000人が抗議、警察1万5000人と衝突  [環境破壊]

 テレ朝ニュース
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000283512.html
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 ドイツ西部にあるリュッツェラート村で、3万5000人の環境活動家と1万5000人の警察が、炭鉱開発を巡って衝突。
 ドイツ政府は以前から、「脱炭素」を政策として掲げてきたが、ロシアのウクライナ侵攻の影響でエネルギー価格が高騰し、年間契約の電力価格は2年前の5500円から、7万4000円へと10倍以上に跳ね上がった。
 政府は打開策として、石炭採掘を推進することにしたのだが、脱炭素化にそぐわないと環境活動家は反発している。

 ドイツの情勢に詳しい独・公共放送プロデューサー マライ・メントライン氏は、「クリーンエネルギーにシフトしていきたいっていうのは、変わらないと思うんですけど。ロシアのウクライナ侵攻によって、状況が完全に変わってしまったので、優先順位は一時的に変えてもいいよねっていう、国民性があると思う」と語った。

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 このニュースを普通に聞くと、ドイツ政府の言うことに納得させられそうですが、実は全く異なっています。

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 そもそも、今回のウクライナ侵攻は、ロシア製天然ガスの利権を、ウクライナからドイツが奪おうとした事が大きく影響している。
 元々ロシアはウクライナ国内のガスパイプラインを通してドイツへ天然ガスを販売していたが、当然ながらウクライナはガスの中継料金として利権を得ていた。
 ドイツは利権をウクライナがとっている事を嫌っていたし、ロシアはEUへ傾倒していくウクライナを政治的にロシア化したいと狙っていた。
 其の頃ドイツは、ウクライナのガスラインを通らずにロシア製天然ガスを低価格で購入し、EUへの販売で利権を独占したいとも思っていた。

 ロシアの征服欲とドイツの利権独占欲が結びつき、どこの領土も通らない公海に海底パイプラインを計画。
 ドイツ政府とロシア国営企業が半分づつ出資し、ノルドストリーム1と2を建設した。

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 この事に対し、米国はドイツのエネルギーのロシア依存に対し、何度も危険性を指摘したが、欲に目がくらんだドイツのシュレーダーやメルケルは、全く耳を貸さなかった。

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 ロシアは、ロシア製天然ガスのシェアがドイツ国内で90%に達した後、ウクライナへの侵攻を始めた。
 EUへ最も影響力を持つドイツを、エネルギーを武器にコントロールすれば、ウクライナを簡単に侵略できると判断したからだった。

 エネルギー価格は、工業製品のコストにとても大きな影響がある。
 ドイツは、低価格にロシア製天然ガスを入手することで、国際競争力のある製品を作りたかったし、EU向けのロシア製天然ガスの利権を独り占めしたかった。

 そしてドイツは、低価格で天然ガスが入手できる目処が立ったら、突然に石炭や石油による発電を行う国への非難を強めた。

 其の時に、最も強く影響を受けたのが日本だ。
 日本の石炭発電は、石炭をガス化してタービンを回す方式で、温暖化ガスの排出量が少ない。
 日本は技術を完成させ、世界への技術輸出を行おうとしていた矢先だった。
 
 参考: 化石賞とは?日本が受賞した理由と環境問題との関わりをご説明
 https://myethicalchoice.com/journal/climate-change/fossil-award/

 ドイツを先頭にEUは、一斉に日本の温暖化への取り組みを避難した。
 スケープゴートだ。
 ドイツはこの様な汚いやり口を平気で行う国だ。
 しかし、いざとなったら石炭発電を簡単に再開する。 
 同じ様に、金のために今は電気自動車を先導して進めているが、目論見が外れると簡単に撤回するだろう。

 いつもながら、ドイツは汚い国だから。

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