ドイツ製品を盲目的に有難がる日本人は、意外と多い。 [オーディオ]
某ネットショップでイチオシのドイツ製パワーアンプ。
製品の説明頁では、こちらが恥ずかしく成るような文句が並びます。
一部抜粋してご紹介
********************************
ドイツ製(ドイツ設計、made in China)のS-150 mk2は、「現代の」レコーディングスタジオ用の、世界でも、突出した性能の、モニターアンプです。
電源部には、音の良いトランス電源方式が使われており、クラウン同様、トランスがうなる事がありますが、これにつきましては、音は良い訳ですし、不可避の事ですので、ご了承下さい。
いかなるハイエンドの、民生用アンプ、それらより遥かに上です。
少しの違いではありません。誰が聞いても分かる違いです。
・・・言い足りません。
WEの真空管アンプ、クラウンD45、双方ともを、このアンプは完全に越えていました。
このS-150 mk2は、それらを圧倒して越えているとお約束出来ます。
それらの一流のものはともかくとして、偶然にも、二流のアンプのほうが良く聞こえる場合があります。
これは錯覚であり、大きな間違いです。
今のところは、いづれにしてもプロ用アンプは安いのですから、安物買いのゼニ失いにならないよう、世界ダントツの「超一流品」を入手しておいてください。
後には、それが本当に超一流品であることが、どなたにも分かります。
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なんだかよく判りませんが、音質や性能で真空管アンプとトランジスタアンプを単純に比較したら駄目でしょう。
個人的な意見ですが、真空管アンプを欲しいと思った事はありませんので、私にとっては無意味な宣伝文句ですね。
ここでイチオシに紹介されているアンプですが、中身は普通のプロ用アンプです。
お店が自慢する電源部としての定電圧回路は、トロイダルトランスと一般的なダイオード整流の後にツェナーダイオード(定電圧ダイオード)で簡易的に電圧を作ると言う恐ろしい構成で、ドロップさせた電流を抵抗で処理しているので、ちょっと古くなると基盤が焼ける事もあるそうです。
ノイズ的にも不利だと思いますね。
参考: https://hegtel.com/zener-diode.html
電流増幅段の電源は、トロイダルトランスから一般的なブリッジダイオード、そして大型(?)の電解コンデンサで平滑化させた、オーディオでは一般的な電源構成です。
増幅回路に関しては、電圧増幅段は普通のオペアンプを中心に構成。
出力段は私も使っている、TOSHIBA 2SC5200/2SA1943の様ですね。
某オススメのお店では、配線の取り回しが素晴らしいとか書かれてますが、どこが??そうなのか意味がわかりません。
特に驚いたのは、スピーカーのアース側は、左右共通の配線一本でつながっているそうです。
まあ、それ程に音に影響は出ないとは思いますので、問題はないですが、配線の取り回しが特に良いとは思えませんね。
それに、なぜにハム音が出る?。
こんなドイツ製品だから良いものだ!なんて、怪しい店の言葉に乗せられて、買う人が結構いるんですよね。
まあ、安いアンプだから悪質とは言えませんけど、イメージだけで買うのは止めたほうが身のため。
プロ用だから、ボリュームに依存しないハム音は関係ないとして、メーカーもあまり気にしていない様ですが、民生アンプとして売るには問題ありでしょう。
このアンプですが、中国製ですし販売数もそこそこ出ると思うので、音と価格のコストパフォーマンスは大変に良いと思います。
近年のICアンプを使ったミニコンポしか聞いたことがない人には、かなり良い音と感じるでしょう。
安い素子を使った一般的な構造のアンプでも、ちゃんと作ればそこそこ良い音がするという、見本みたいなアンプでしょうね。
しかしながら、中国製の部品が各所に組み込まれているらしく、やはり故障が多いらしい。
ネットで調べると、基盤の裏が熱で焼けていたり、リレーが直ぐに損傷したりとの書き込みが多い。
ネットでは、買った人達の改造用おもちゃとして話題のようです。
カップリングコンデンサやオペアンプを良いやつに交換したり、リレーを国産品に変えたり、アイドリング電流を増やしたり・・・・・。
特にリレーはまさに鬼門の様で、4~5年くらいでゴソゴソ音が出たりするそうです。
中古だと安いので、いじるには良いアンプだと思いますが、電源のハム音が気にならなければの条件付きですね。
そうそう、元々このアンプは120v仕様なので、日本家屋の100v以下に落ちた電源環境だと、小出力時には出力トランジスタが正常に作動していない可能性ももあります。
出力トランジスタのアイドリング電流が下がってしまっているかも。
自分で調整できるなら良いですが、どうぞご注意を。
あまりショップの売り言葉に騙されて、「最強のアンプを入手した」なんて事は言わないほうが良いですね。
実際の性能(歪み率やSN比など)を知るために、このイチオシアンプの諸元を探したのですが、見つかりませんでした。
どなたかお持ちの方がいらしたら、特性なんかをオシロで調べてもらえないですかね、私は一生買うことは無いので、意味ないですけど。
製品の説明頁では、こちらが恥ずかしく成るような文句が並びます。
一部抜粋してご紹介
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ドイツ製(ドイツ設計、made in China)のS-150 mk2は、「現代の」レコーディングスタジオ用の、世界でも、突出した性能の、モニターアンプです。
電源部には、音の良いトランス電源方式が使われており、クラウン同様、トランスがうなる事がありますが、これにつきましては、音は良い訳ですし、不可避の事ですので、ご了承下さい。
いかなるハイエンドの、民生用アンプ、それらより遥かに上です。
少しの違いではありません。誰が聞いても分かる違いです。
・・・言い足りません。
WEの真空管アンプ、クラウンD45、双方ともを、このアンプは完全に越えていました。
このS-150 mk2は、それらを圧倒して越えているとお約束出来ます。
それらの一流のものはともかくとして、偶然にも、二流のアンプのほうが良く聞こえる場合があります。
これは錯覚であり、大きな間違いです。
今のところは、いづれにしてもプロ用アンプは安いのですから、安物買いのゼニ失いにならないよう、世界ダントツの「超一流品」を入手しておいてください。
後には、それが本当に超一流品であることが、どなたにも分かります。
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なんだかよく判りませんが、音質や性能で真空管アンプとトランジスタアンプを単純に比較したら駄目でしょう。
個人的な意見ですが、真空管アンプを欲しいと思った事はありませんので、私にとっては無意味な宣伝文句ですね。
ここでイチオシに紹介されているアンプですが、中身は普通のプロ用アンプです。
お店が自慢する電源部としての定電圧回路は、トロイダルトランスと一般的なダイオード整流の後にツェナーダイオード(定電圧ダイオード)で簡易的に電圧を作ると言う恐ろしい構成で、ドロップさせた電流を抵抗で処理しているので、ちょっと古くなると基盤が焼ける事もあるそうです。
ノイズ的にも不利だと思いますね。
参考: https://hegtel.com/zener-diode.html
電流増幅段の電源は、トロイダルトランスから一般的なブリッジダイオード、そして大型(?)の電解コンデンサで平滑化させた、オーディオでは一般的な電源構成です。
増幅回路に関しては、電圧増幅段は普通のオペアンプを中心に構成。
出力段は私も使っている、TOSHIBA 2SC5200/2SA1943の様ですね。
某オススメのお店では、配線の取り回しが素晴らしいとか書かれてますが、どこが??そうなのか意味がわかりません。
特に驚いたのは、スピーカーのアース側は、左右共通の配線一本でつながっているそうです。
まあ、それ程に音に影響は出ないとは思いますので、問題はないですが、配線の取り回しが特に良いとは思えませんね。
それに、なぜにハム音が出る?。
こんなドイツ製品だから良いものだ!なんて、怪しい店の言葉に乗せられて、買う人が結構いるんですよね。
まあ、安いアンプだから悪質とは言えませんけど、イメージだけで買うのは止めたほうが身のため。
プロ用だから、ボリュームに依存しないハム音は関係ないとして、メーカーもあまり気にしていない様ですが、民生アンプとして売るには問題ありでしょう。
このアンプですが、中国製ですし販売数もそこそこ出ると思うので、音と価格のコストパフォーマンスは大変に良いと思います。
近年のICアンプを使ったミニコンポしか聞いたことがない人には、かなり良い音と感じるでしょう。
安い素子を使った一般的な構造のアンプでも、ちゃんと作ればそこそこ良い音がするという、見本みたいなアンプでしょうね。
しかしながら、中国製の部品が各所に組み込まれているらしく、やはり故障が多いらしい。
ネットで調べると、基盤の裏が熱で焼けていたり、リレーが直ぐに損傷したりとの書き込みが多い。
ネットでは、買った人達の改造用おもちゃとして話題のようです。
カップリングコンデンサやオペアンプを良いやつに交換したり、リレーを国産品に変えたり、アイドリング電流を増やしたり・・・・・。
特にリレーはまさに鬼門の様で、4~5年くらいでゴソゴソ音が出たりするそうです。
中古だと安いので、いじるには良いアンプだと思いますが、電源のハム音が気にならなければの条件付きですね。
そうそう、元々このアンプは120v仕様なので、日本家屋の100v以下に落ちた電源環境だと、小出力時には出力トランジスタが正常に作動していない可能性ももあります。
出力トランジスタのアイドリング電流が下がってしまっているかも。
自分で調整できるなら良いですが、どうぞご注意を。
あまりショップの売り言葉に騙されて、「最強のアンプを入手した」なんて事は言わないほうが良いですね。
実際の性能(歪み率やSN比など)を知るために、このイチオシアンプの諸元を探したのですが、見つかりませんでした。
どなたかお持ちの方がいらしたら、特性なんかをオシロで調べてもらえないですかね、私は一生買うことは無いので、意味ないですけど。
2023-04-17 21:03
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