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デジタル チャンネルデバイダーのケース交換が終了しました [FOSTEX W300A2]

 FOSTEX W300AⅡ + D1400用のデジタル チャンネルデバイダーのケース交換が終了しました。
 自作の木製+アルミパネルのケースでは、ある程度時間が経つとブツブツとノイズが出ていました。
 また、全面パネルやボリュームノブに接触すると、ハム音が出ているのが確認されました。
 ケースのアースがきちんと取れていないと予想されたため、市販のアルミケースに移植してみました。
 結果、ブツブツノイズやハム音は消え去り、動作も安定しました。

 DSC00252.JPG

 同時に、操作系やデザインも変更しました

 1 周波数(kHz)の切り替えスイッチ追加 (44.1、88.2、96、176.4、192)
 2 入力端子の切り替えスイッチ追加 (同軸のみ 1番 / 2番)
 3 電子ボリューム廃止 (スイッチ操作に切り替え)
 4 未使用ボタンの廃止 
   (「Renew DAI9211-S」 基盤から「SD-RAM DAI」基盤にDAIを変更した為)
 5 プッシュスイッチを小型に変更(デザイン)

*************** 参考 ***************
 内部の様子(自作ケース時の画像)
 基盤レイアウトは、ケース変更後もそのままで「2階建て構造」です。

DSC00242.JPG
 
 むやみにサンプリング周波数を上げても意味がないと考えています。
 波形への影響やジッターの発生を考慮し、動作周波数は、96khzで使っています。

 参考: アップサンプリングの功罪について 
 http://flac.aki.gs/bony/?p=3683


 私の所有している元の音源データが、44.1khz と 96khzと2種なので、これで良いと思っています。 
 また、私が使っているオラソニック社製「NANO-NP1 ネットワークプレイヤー」は、基本的には48,96,192のサンプリングにしか対応していない為でもあります。

nanonpi背面.JPG

DSC00257.JPG

 ちなみに、30cmスピーカーユニットですが、スムーズに低音が出るように成りました。
 ウーハーのエッジやダンパーのエージングが進んで、動きがしなやかに成ってきたのだと思います。
 合わせて、ホーンドライバーのエージングも進んできた様で、鋭いけれど優しい高域が段々に出るようになりました。 
 其のためなのか、全体的な音質が濡れたような滑らかさに変化してきました。
 好きな井上陽水の声質なんかが、驚くほどリアルに聞こえるのに驚いています。

 心配していた、位相も問題ないようで、定位もバッチリ決まります。
 物理的なボリュームが無いから、ギャングエラーを起こす事が無いので、音像があちこちに移動する事もありません。

 ところで、今更ながらレコード録音とCDの違いがよく判る様聴こえます。
 CDには、驚くような低い低音が録音されている事が判ります。
 同じアルバムでも、レコードは量感中心の低音ですが、CDでは量感よりもより低い、キレの良い、ドスの利いた低音が録音、再生できる様です。

 音出しからまだ日にちが浅くても、これだけ大きく音質が変化した事から考えると、これからどこまで行けるのかがとても楽しみです。

新型スピーカー完成02.jpg

 特に思うのですが、デジタルチャンネルデバイダーの、高域、低域の出力バランスを変えると、音楽のイメージをがらっと変化させる事ができます。
 このCDはこの設定、別のCDはこの設定と切り替えて聴く事ができます。
 いくつものスピーカーを持っているような感じです。
 こんな事がいとも簡単に行えるのは、チャンネルデバイダーならではですね。


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