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アングル:EV電池材料の「人造黒鉛」、中国が圧倒的優位の現実 [マスコミを信じるな]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2023/09/464157.php
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 EVの重要な電池材料である黒鉛は、中国が市場を握っている。
 欧米は中国に対抗するために「人造黒鉛」と呼ばれる新しい技術への投資を進めているが、この分野でも中国が圧倒的な優位に立ち、欧米は苦しい戦いを迫られる。

 EV1台の電池パックには、負極用に平均50─100キログラムの黒鉛が必要で、リチウムの約2倍の量に相当する。
 中国はその天然黒鉛の精製市場で90%以上のシェアを持つ。
 そして中国の電池材料大手は、人造黒鉛の生産増強にも数億ドルを投資している。

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 電気自動車の製造コストにおいては、中国にはどの国も太刀打ちできないだろう。
 欧州は急いで、中国製EVによるEU内のシェア独占を防ごうと躍起であるが、既に遅いようだ。
 マスコミ操作や立法、充電インフラ等にEUは多額の費用をかけてきたが、最後には全て中国に持っていかれるのだ。

 この事は最初からわかっていたことであり、EUは中国の力を甘く見ていた。
 中国は科学技術が遅れており、EUから沢山の電気自動車を輸出できると考えていたが、完全に見通しを誤っていたのだ。
 ここへ来て、やはりトヨタの主張が経済的にも正しかった事が証明された。
 そのうちにEUは、ガソリン車規制を撤廃、或いはハイブリッド車が販売できるように変容させるか、水素自動車推進に舵を切るだろう。
 あれだけ温暖化ガスの排出が少ない日本式の石炭発電を否定し攻撃していたEUが、簡単に石炭発電を再開したように・・・。


 参考: EU、中国による電気自動車ダンピング調査実施へ―仏メディア
 https://www.recordchina.co.jp/b920512-s25-c100-d0193.html

 参考: 欧州で石炭消費復活、再生エネの弱さ露呈
 https://jp.wsj.com/articles/coal-no-longer-shunned-keeps-europes-lights-on-through-frigid-weather-11671842894

 参考:世界のEV販売、価格下落で2030年までに全体の3分の2
 https://jp.reuters.com/business/autos/C7HTX65LVRLO3OCNHOXPQ6VBKE-2023-09-15/

 ハッキリ言おう!
 日本は資源のない国だから、どんなに頑張っても巨大な資金と安い資源、そして巨大な人口を持つ中国には、製造に高い技術を必要としない電気自動車では適うはずがない。
 スマホやパソコン、液晶TVの二の舞いだ。
 マスコミは、電気自動車の販売に乗りくれたトヨタの責任と騒ぐけれど、的外れの議論なのはあいかわらずのマスゴミっぷり
 日本は技術の高さで、正攻法で中国が到達出来ないレベルの製造技術で戦うべきだ。
 それはハイブリッド車の改良であり、水素自動車、水素社会の実現だ。
 いまさら電気自動車を国策で大量の税金を投入し進めても、欧州と同様に中国に利するだけだ。
 日本の金を、人道を無視して拡大し続ける中国に渡すことになる。
 そして其の金で軍事を拡大し、最終的には日本は侵略され国民は根絶やしだ。

 馬鹿な日本のマスコミはそんな事を見抜く力もない。


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