日本のテレビは幼稚なのに、専制国家イランは政府批判を堂々放送...違いはどこから？

　ニューズウイーク日本版
　https://www.newsweekjapan.jp/tokyoeye/2023/10/post-172.php
***********************
　日本に住んで22年にもなるが、いまだに慣れないのは、テレビ番組がどうしようもなく幼稚であることだ。
　食べ歩き番組、たくさんの芸能人が大騒ぎするバラエティー、若いタレントが演じる能天気なドラマ、専門家でもない芸能人や元スポーツ選手が時事問題にコメントするワイドショー。
　幼稚で見るに堪えない番組が多すぎる。
　テレビ局が手っ取り早く視聴率を稼ぐために人気アイドルを起用した番組を作り続けてきた。
　スポンサーもテレビ局の制作現場も視聴者も慣れてしまい、当たり前の番組だと思ってきた。
　だが日本を一歩出れば、全くそうではない。

　経済格差、教育現場の疲弊、福島第一原発の処理水、少子高齢化、子供の貧困や虐待、政府の債務の拡大と、日本にも社会問題はある。
　もっとTV番組で取り上げられ、真剣に議論され、ドラマのテーマにもなるべき問題だ。
　だがそのような番組を制作しても、もはや高い視聴率は望めない。
　そういった番組は日本では望まれていないのだ。
　日本人が物を考えなくなったからテレビが幼稚になったのか、テレビが幼稚だから日本人が物を考えなくなったのか？。

**************************
　外国の大人が日本のTVを見ると、この投稿者みたいに思うのは当然です。

　日本のTV番組の製作者は、もはや「小学校の高学年以上の学生や大人」が見ることを想定していないのです。
　小学校の高学年以上の学生達は塾で忙しいし、大人は子育てと仕事の両立で同じく忙しく、TVを見る暇はありません。
　もはやニュースでさえも見る暇もないのです。

　今、昼やゴールデンタイムのTVを見ているのは、60過ぎた婆さんや幼稚園、小学校の低学年、そして本当に何もしない暇で頭の悪いオバサンだけ。
　そんな視聴者に受ける番組を作ると成ると、当然幼稚な内容に成る。
　難しい内容は理解できないのですから。
　世界で話題のアニメだって、ゴールデンタイムに放送されている物は、とても幼稚で大人が見るに耐えません。
　ニュースの解説番組では、全くの素人が知識もなく感情だけでコメントするだけの番組で、　まさに、近所のオバサンの井戸端会議状態。
　或いは、小学生の女子の休み時間のアイドル話みたいです。

　今のTV番組は、大人が見る価値が無いのです。

　少し前にも書きましたが、最近の我が家のTVは、「youtube」を見るためのモニターと化しています。
　遠からず、TV契約を解約しようとも考えていますが、自家用車にTVモニターがあるので、契約解消は出来ないかも知れません。