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ウッドホーンの周波数特性が気になる [FOSTEX W300A2]

 デジタルチャンネルデバイダーの設定をあれこれ変えているうちに、ホーンの周波数特性が気になりました。
 事象として・・・

 ① 800Hzだと、低音域が非常に薄く感じる。
 ② 1500Hzくらいに設定すると、俄然、低音域が前にせり出してくる。
 ③ アッテネーターで出力を調整しても、傾向に変わりがない。

 高域の再生には、ドライバーの周波数特性と、ウッドホーンの周波数特性が合わさって再生されると考えます。

 では、ウッドホーンの周波数特性はどうなのか?。
 残念ながら、FOSTEX H400の測定グラフは探し出すことが出来ませんでした。
 H300(上位機種)は、測定された方がネットにアップされていました。

ウッドホーンの周波数特性.jpg

 H300のカットオフ周波数は「328Hz」です。
 H400のカットオフ周波数は「455Hz」なので、このグラフより130Hz以上は高い周波数にシフトしていると予想されます。

Fostex_ウッドホーングラフ.jpg
 
 こう考えると、十分に「800Hz」程度から使えそうですが、ホーンツイーターの音を実際に聞いた感じでは、「1000Hz~1100Hz」くらいから低音域の出方が変わってくる様です。

 「H300」のグラフを見ると、音波の反射により「900Hz」辺りに落ち込みが見られます。
 当然、「H400」にも同じ傾向が有ると考えられますので、「900Hz」より少し高い位置に、出力レベルの落ち込みがあるのかもしれません。
 多分、「1000~1100Hz」辺りかその少し上くらいと考えられるので、やはり聴いた感じと一致する様です。
 クロスオーバー周波数は、「1100~1200Hz」が良いようです。

 まあ、グラフで色々と検討するよりも、実際に低音域の出方を楽曲で聴きながらの調整が一番でしょう。
 それができることが、デジタルチャンネルデバイダーのメリットなので、活用しない手は無いです。


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