ガソリンより4割安い? 南米・バイオ燃料に熱視線 [電気自動車の闇]
NHK国際ニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/10/06/34901.html
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ブラジルのサンパウロ中心部にあるガソリンスタンドでは、ガソリンが日本円で1リットル6.3レアル、186円。
「バイオエタノール」は3.9レアル、日本円で115円程度で、ガソリンに比べて4割ほど安く販売されています。(2023年10月5日時点)
「バイオエタノール」は植物由来の燃料で、原料となっているのはサトウキビです。
1970年代の石油危機。当時、石油資源を輸入に頼っていたブラジルは、燃料価格の高騰に悩まされました。
エネルギー源を自国で生産しなければならないと考えた当時のブラジル政府は、1975年に石油に代わる燃料として、自国のサトウキビからつくる「バイオエタノール」を普及させようと決断しました。
バイオエタノールで走る車は二酸化炭素を排出しますが、原料であるサトウキビは成長過程で光合成により二酸化炭素を吸収しています。
相殺されるため、脱炭素にも貢献することができます。
ガソリンでもエタノールでも走行できる「フレックス車」が、2003年に世界で初めてブラジルで導入されました。
燃料タンクのエタノール量を把握して制御するシステムが組み込まれていますが、追加の費用負担は小さく、また、ガソリンとエタノールの比率をドライバーが変えることができます。
ガソリンだけ、エタノールだけ、あるいは混ぜて走る、状況に応じて自由に比率を変えて走行できるため、人気を集めています。
ブラジルでは、「フレックス車」のシェアは77%と圧倒的です。
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世の中は、なぜ全ての自動車をEVに変換しようとしているのか、疑問しかありません。
特に発展途上国では、EVを走らせる程の電力は有りませんし、あの広い国土に充電設備を沢山設置することが不可能であることは、誰もが簡単に理解できるはずです。
そんな国には、ブラジルのような「バイオ燃料」がもっとも有効であると思いますし、既に技術的には完成されている上に、自動車の普及も進んでいます。
一部の先進国はEVを走らせても構いませんが、世界中の国の自動車をEVに変換させる等は、先進国のエゴであり、自動車市場を支配する目的でしかありません。
中国も同様で、温暖化なんてどうでも良くて、国策として自分たちに有利な電気自動車を安く作り、ドイツ等と同じで、やはり市場を支配したいだけです。
それには、やはりトップ企業であるトヨタのハイブリッド車の排除が最優先項目なのです。
そんな欲にまみれた戦略に、簡単に騙される日本政府や日本の一部の自動車メーカーには、呆れるばかりです。
参考: ホンダの「全方位“電動化”戦略」がズバ抜けているワケ、日本が世界で勝つヒント
https://www.sbbit.jp/article/st/126376
私個人では、これまでの膨大な技術の蓄積を簡単に捨てるホンダではなく、全方位戦略のトヨタと、電気自動車と従来の車を共存させる仙楽のマツダが、最終的には勝利する結果となるだろうと見ています。
参考:マツダがEVで「フロントランナーにならない」真意
https://toyokeizai.net/articles/-/689762?page=2
参考:インドで四輪EVは順調に普及するか
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/282e51364b047c16.html
四輪EVの競合車
インドは、米国・中国に続く世界第3位の石油消費国であり、石油の輸入削減や環境問題への対応などの観点から、バイオ燃料の生成を急いでいる。
このバイオ燃料を使うフレックス燃料車は、米国やブラジルで既に普及している。
インドは世界第2位のバイオエタノール生産国ブラジルとバイオエネルギー分野で2国間協力を結んでいることから、フレックス燃料車がインド市場に登場するのは時間の問題だろう。
この他の動きとしては、排気ガスは水蒸気のみという燃料電池車(水素自動車)の市場実験も始まっている。
将来的に、グリーン水素自動車が実現できれば、CO2削減に大きな効果をもたらすだろう。
グリーン水素生成への投資発表は連日、紙面をにぎわせている。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/10/06/34901.html
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ブラジルのサンパウロ中心部にあるガソリンスタンドでは、ガソリンが日本円で1リットル6.3レアル、186円。
「バイオエタノール」は3.9レアル、日本円で115円程度で、ガソリンに比べて4割ほど安く販売されています。(2023年10月5日時点)
「バイオエタノール」は植物由来の燃料で、原料となっているのはサトウキビです。
1970年代の石油危機。当時、石油資源を輸入に頼っていたブラジルは、燃料価格の高騰に悩まされました。
エネルギー源を自国で生産しなければならないと考えた当時のブラジル政府は、1975年に石油に代わる燃料として、自国のサトウキビからつくる「バイオエタノール」を普及させようと決断しました。
バイオエタノールで走る車は二酸化炭素を排出しますが、原料であるサトウキビは成長過程で光合成により二酸化炭素を吸収しています。
相殺されるため、脱炭素にも貢献することができます。
ガソリンでもエタノールでも走行できる「フレックス車」が、2003年に世界で初めてブラジルで導入されました。
燃料タンクのエタノール量を把握して制御するシステムが組み込まれていますが、追加の費用負担は小さく、また、ガソリンとエタノールの比率をドライバーが変えることができます。
ガソリンだけ、エタノールだけ、あるいは混ぜて走る、状況に応じて自由に比率を変えて走行できるため、人気を集めています。
ブラジルでは、「フレックス車」のシェアは77%と圧倒的です。
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世の中は、なぜ全ての自動車をEVに変換しようとしているのか、疑問しかありません。
特に発展途上国では、EVを走らせる程の電力は有りませんし、あの広い国土に充電設備を沢山設置することが不可能であることは、誰もが簡単に理解できるはずです。
そんな国には、ブラジルのような「バイオ燃料」がもっとも有効であると思いますし、既に技術的には完成されている上に、自動車の普及も進んでいます。
一部の先進国はEVを走らせても構いませんが、世界中の国の自動車をEVに変換させる等は、先進国のエゴであり、自動車市場を支配する目的でしかありません。
中国も同様で、温暖化なんてどうでも良くて、国策として自分たちに有利な電気自動車を安く作り、ドイツ等と同じで、やはり市場を支配したいだけです。
それには、やはりトップ企業であるトヨタのハイブリッド車の排除が最優先項目なのです。
そんな欲にまみれた戦略に、簡単に騙される日本政府や日本の一部の自動車メーカーには、呆れるばかりです。
参考: ホンダの「全方位“電動化”戦略」がズバ抜けているワケ、日本が世界で勝つヒント
https://www.sbbit.jp/article/st/126376
私個人では、これまでの膨大な技術の蓄積を簡単に捨てるホンダではなく、全方位戦略のトヨタと、電気自動車と従来の車を共存させる仙楽のマツダが、最終的には勝利する結果となるだろうと見ています。
参考:マツダがEVで「フロントランナーにならない」真意
https://toyokeizai.net/articles/-/689762?page=2
参考:インドで四輪EVは順調に普及するか
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/282e51364b047c16.html
四輪EVの競合車
インドは、米国・中国に続く世界第3位の石油消費国であり、石油の輸入削減や環境問題への対応などの観点から、バイオ燃料の生成を急いでいる。
このバイオ燃料を使うフレックス燃料車は、米国やブラジルで既に普及している。
インドは世界第2位のバイオエタノール生産国ブラジルとバイオエネルギー分野で2国間協力を結んでいることから、フレックス燃料車がインド市場に登場するのは時間の問題だろう。
この他の動きとしては、排気ガスは水蒸気のみという燃料電池車(水素自動車)の市場実験も始まっている。
将来的に、グリーン水素自動車が実現できれば、CO2削減に大きな効果をもたらすだろう。
グリーン水素生成への投資発表は連日、紙面をにぎわせている。
2023-12-17 08:35
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