SSブログ

何が悪かったのか:アフガニスタン政権瓦解を生んだ国際社会の失敗 [政治・時事]

ニューズウイーク日本語版より
https://www.newsweekjapan.jp/sakai/2021/08/post-22.php

*******************************************
<大国の軍事力に代わる有効な「人道的介入」の方策を、国際社会が確立することは結局できなかった>

 この20年間にアフガニスタンで命を落とした米兵は2452人、英やカナダ、ドイツなどNATO加盟国の犠牲者を含めると3596人にもなるが、アフガニスタン人側の死者数は政府軍・民間人が10万人強、ターリバーンなど反米派側の被害も5万人を超える。
 米政権が費やした戦費は3兆ドルともいわれ、今年3月までにアフガニスタンの治安部門の再建計画に費やされた資金は8830億ドルとされている。

 しかしながら、20年間も上述したコストを費やして、結局は腐敗し権力抗争に血道をあげるだけの政権しか確立できなかった。
 世界の国々の腐敗度数を発表している国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」によれば、アフガニスタンはその腐 敗度が2007年以来ほとんどの年でワースト5に入っている。

 2019年にアフガニスタン復興特別査察官(SIGAR)がアフガニスタン駐留兵士600人に対して行ったインタビューをもとにまとめた報告書「バラバラな責任」は、「米政府は、アフガニスタンの治安部門をどう改善していいのか全く分かっておらず、無計画で、誰一人として責任もって指揮する者がいない」と、厳しい批判を並べている。

****************************************
 この寄稿文、長々と書き連ねているますが、結局は米国の読みの甘さがこの自体を招いたとの結論です。
 間違いは無いと思いますが、通常、僅か20年間では自国以外の価値観は受け入れられないでしょう。
 子供の頃からの教育がどのようなものであったかが重要ですし、それが身を結ぶには、世代交代が必要です。

発展途上国の教育.JPG

 日本が戦後に、西側諸国の価値観をすんなり受け入れられたのは、それまでの教育がしっかりしていたからだと思います。
 この寄稿者は、そこまでは理解していないようです。




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。