SSブログ

EUが2035年案で露骨なHEV潰し トヨタは窮地に陥るか [電気自動車の闇]

 日経クロステック
 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05854/
**************************
 欧州連合(EU)の欧州委員会が二酸化炭素(CO2)を1990年と比較して2030年までに少なくとも55%削減する包括的な提案を発表。
 2035年にCO2を排出する内燃機関車(エンジン車)の販売を禁止する内容も含まれるが、問題は、ハイブリッド車(HEV)も対象であることだ。

 日本の自動車業界に与える意味を率直に表現すれば、露骨な「HEV潰し」であり、もっと言えば「トヨタ潰し」と言える。
 HEVの排除を打ち出した米カリフォルニア州のZEV(Zero Emission Vehicle:無公害車)規制と同様だ。HEVを電動車の対象から外し、政策的に電気自動車(EV)の販売へと誘導する考えだ。

 欧州車のハイブリッドシステムは、トヨタ自動車の「THSⅡ」を搭載したHEVに比べてCO2の削減効果は大きく見劣りする。
 現に、欧州ではトヨタ自動車などのHEVの人気が高い。

 欧州が電気自動車一択なのは、EVはHEVよりもクリーンだと、欧州市場の顧客に向けて宣伝しているだけで、欧州の自動車メーカー保護の意味合いが強い。

 欧州委員会は、EV推しの一方の裏で欧州の自動車メーカーと歩調を合わせ、EVが想定とは違って売れなかった場合に備えて、水面下では並行して合成液体燃料(e-Fuel)やバイオ燃料といった「グリーン燃料」の開発も進めている。

********************************
 個人的に思うのは、トヨタの判断は正しいということだ。
 逆に、ここに来て我慢できずにEV一択に走ったHONDAの将来は危ういだろう。

 参考:ホンダが世界でEV攻勢 SUVやスポーツカーを一気に電動化! でも日本向けEV戦略が保守的な訳
 https://kuruma-news.jp/post/499098
 
 参考になるかどうか疑問だが、世界の小型車の燃費を比較してみた。
 その結果は、日本の自動車の燃費は圧倒的に優れており、他の国は追従できないレベルだ。
 それでいて、高品質で壊れない上に価格も抑えられているから、政治的に邪魔をされなければ日本車は無敵だろう。

 小型車の燃費比較.jpg

 日本のバカなメディアは、ハイブリッドシステムばかりをトヨタの先進技術としているが、とんでもない。
 エンジン内部の構造や材質、製造方法、そして高効率ミッション、車体側との統合制御など、トヨタの技術力は欧州のメーカーよりはるかに進んでいる。
 だから世界の自動車メーカーは、トヨタの本格的な自国への進出が怖くて仕方がない。
 そこで国策として、トヨタつぶしを行っているに過ぎない。

 参考(トヨタの技術の、ほんの一部ですよ)

 内燃機関超基礎講座 | レーザークラッドバルブシートのメリットを考える
 https://car.motor-fan.jp/tech/10016011

 新たな溶解技術「レーザースクリューウェルディング(LSW)」とは
 https://www.goo-net.com/magazine/contents/purchase/37693/

 テトヨタ新型「レクサスLX」、車両質量200kg軽量化の極意
 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02015/041300001/

 ユニット系プレス・接合
  https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/automotive_business/production/production_engineering/major_components/unit-field_stamping/index.html
 

 



 

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。