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アフリカ「資源争奪戦」の欺瞞に満ちた実態 [環境破壊]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2022/11/post-195.php
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 欧州はロシア産石炭、石油、天然ガス依存からの脱却を加速。
 その代替策として欧州から比較的近いアフリカ産天然ガスの争奪戦が過熱した。
 天然ガスは石炭、石油に比べ二酸化炭素排出量が少ないため移行期エネルギーとして注目を浴びる。
 
 アフリカで確認されている天然ガスの埋蔵量トップ5とその生産量は次の通りだ。

 アフリカ産天然ガスの争奪戦
 ナイジェリア 埋蔵量20万3056バレル毎日(Bd、1日当たり流量)、生産量1663Bd
 アルジェリア 埋蔵量15万9054Bd、生産量3238Bd
 モザンビーク 埋蔵量10万Bd、生産量155Bd
 エジプト 埋蔵量6万3000Bd 、生産量2260Bd
 リビア 埋蔵量5万3144Bd、生産兆374Bd

 EUがやって来て「アフリカよ、あなたたちのガスが必要だ。
 もっと欧州にガスを送って下さい」と要求する。
 「米国やEUがアフリカの大地にゴールドラッシュならぬガスラッシュを起こそうとしています。
 しかし、それはアフリカのコミュニティーのためになりません。

 気候変動の影響を不当に受ける「南半球」の活動家、先住民族、その他の住民は高い渡航・宿泊費用、ビザの問題、開催国による抑圧的な行動によって事実上、COP27から締め出されている。
 「化石燃料産業のロビイストがCOP27に多く参加することは人類と地球の両方を犠牲にする歪んだジョークだ」とグローバル・ウィットネスは批判する。

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 世界は本当に気候変動を止めようとしているのだろうか?。
 ただ、自然破壊を拡大させているだけに思えるが、どうだろう。
 天然ガスをどうやって他国より多く手に入れるかじゃなくて、どうやってエネルギー消費を削減するかが、最も大切だと思う。

 欧州の冬は厳しいが、セントラルヒーティングの為に化石燃料由来の熱エネルギーを大量に使っている。
 日本は比較的温暖なので、特に寒い時以外は「コタツ」で十分に暖が取れるし、都会では効率の良いエアコン暖房が主流である。
 最近は断熱住宅も増えてきているので、まだまだエネルギーの削減は可能だと思う。
 頑張れ、そして頭を使え日本よ。

 参考; 「技術だけでは売れない」 ダイキン、欧州でロビー活動の理由
 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05993/

 欧州では燃焼式暖房が主流。ボイラーでガスや石油といった化石燃料を燃やして温水を作り、各部屋に設置したラジエーターに送って床暖房などに利用する「温水式セントラル空調」を採用したケースが圧倒的だ。
 ところが今、その欧州で暖房の“電動化”が加速している。
 燃焼式暖房は二酸化炭素(CO2)排出量が多いことから、その排出量がより少ないヒートポンプ式暖房への置き換えが欧州で進んでいるのである。




 
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