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オスマン帝国の記憶を取り戻し始めたトルコ [21世紀のホロコースト]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/kawato/2022/11/post-113.php
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 ウクライナ戦争でロシアが退潮するなか、トルコはかつてのオスマン帝国の勢力圏だった中東や中央アジアに手を伸ばそうとしている。

旧オスマン帝国.jpg

 トルコは、ウクライナ戦争でロシアと距離を置き始めた中央アジアにも手を伸ばす。
 もともとトルコ民族の故地は、今のトルクメニスタンの辺り。
 トルコ語の元であるテュルク語系言語は、ウズベキスタン北部、カザフスタン、キルギス、中国の新疆ウイグル自治区、ロシアのサハ共和国などに広く分布する。
 この民族的・言語的親近さがトルコの売りもので、早くからテュルク語諸国の国際会議を主宰し、21年にはこれをテュルク諸国機構と改名してその盟主的存在に収まった(タジキスタンはペルシャ語系なので不参加。トルクメニスタンは永世中立を標榜してオブザーバー参加のみ)。

 トルコのGDPはサウジアラビア並みの世界20位だが、兵力65万はNATOの欧州諸国の中では1位。
 エルドアンは03年に首相に就任したとき、EUに加盟を懇請して拒否される屈辱をなめ、目を中東と中央アジアに転じた。
 ロシアが退潮する今、ユーラシア大陸の真ん中でトルコは中国、ロシアと同格のメジャーな存在となった。 
 大国は身勝手で強引なものだ、弱い相手を前にすぐつけ上がる。
 このままでは、トルコ外交も伸び悩むことだろう。
 ロシアのウクライナ侵攻、中国のウイグル弾圧......等、「帝国」のDNAは自分のためにならないのだ。

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 地球は人口が増えすぎて、既にパンク状態だ。
 食糧やエネルギーの奪い合いが既に現実となっている。
 大国の支配者は自国民を飢えさせないため、それらを独占したいと願うのは当然のことで、日本人がバカでお人好で平和ボケしているだけだ。
 これだけ世界は動いているのに、ガラパゴス国民である日本人は、将来の食料やエネルギーをどう確保するかを考える力もない。
 このままではそう遠くない未来に、国力と円の価値が落ちた日本が、食料やエネルギーを買い付けることが出来ず飢餓状態となることは間違いない。
 現状で40%に満たない自給率だが、今の食料生産を担っている老人たちが亡くなったら、農耕地は荒れ果ててしまい、自給率はますます下がっていくだろう。
 日本国内では食料や電力、石油やガスの価格が上がってしまい、所得の低い人達は食べることができなくなるだけでなく、暖房さえ使えなくなるだろう。

食料自給率グラフ.JPG

 まあ、私はその頃は既に墓の中なのでどうでも良いけれど、今の若い人は大変な人生を長く生きなければならないだろう。
 今のバカでお人好し老人には目先の安全保障と毎日の生活しか見えていないが、鋭敏な若者達はこの先の自分の人生になんとなく不安を覚えているのは、間違っていない感覚なのだ。


 
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