SSブログ

今、落語がおもしろい その2 [読書・VIDEO鑑賞]

 最近は、古今亭志ん朝さんの落語を聞いています。
 生前、沢山のCDをクリアーな音で発売されてましたので、今でも面白く聞かせて頂く事ができます。
 有名なジブリの作品の、「平成たぬき合戦ポンポコ」のナレーションをされていたのが記憶にあります。
 その声や話術が映画の内容にぴったりで、とても素敵です。

平成たぬき合戦変身.jpg

 先日は「子は鎹」のCDを聞かせていただきました。
 同じ話を春風亭一之輔さんもCDで発売されていますが、題名が「 子別れ」と成っています。
 内容はほぼ同じですが、子供の名前が「金坊」、方や「亀ちゃん」と違っていたり、亀ちゃんが靴を買いたいと父親に話す場面が無かったりと、ちょっとした所が違いますが、双方とも笑わせ、そして泣かせてくれます。
 私が男心によく判るのですが、父親が自分の過去の振る舞いをテレたり、子供に詫びたりする所の表現は、どちらも秀逸です。

 志ん朝さんは大変に頭の良い方らしかったそうで、ドイツ語を学んでいらして、夢は外交官だったらしいです。
 当時の落語会では、「東の志ん朝、西の枝雀」と言われていたそうです。
 桂枝雀さんも天才の名を欲しいままにしていますが、古今亭志ん朝さんも同様に素晴らしい。
 惜しむらくは、双方の天才も、若くしてこの世を去った事です。
 私が感じたのは、枝雀さんは今風、志ん朝さんは古典芸能を大切にした様に思えます。

 kokonnteisainncyou.JPG

 こんなの出ています。
 CD30枚ですか、欲しいけど高価です。

古今亭志ん朝CDbook.JPG

伝説の高座、復活!
“できることなら、なんでもするよ"
名古屋の繁華街・大須に「日本一客の入らない」との異名をもつ演芸場がある。
 その名も大須演芸場。
 苦しいながらも、必死で寄席の灯を守り続ける席亭の心意気に感じ入った志ん朝は、演芸場を救うため、独演会の開催を快諾。
「俺にできることなら、なんでもするよ」──そして始まった1990年から1999年までの10年間に渡る毎回3日間の公演では、全日満員御礼を記録した。
 この独演会は、チケットが入手困難であったこと、名古屋という地方都市で行われたことなどから、東京の志ん朝ファンのほとんどが足を運ぶことができず、伝説の落語会とされてきた。
 この貴重な音源が志ん朝没後11年の時を経て、ここに復活! 地方の独演会独特の、のびのびとした高座、たっぷりのマクラ、なにより志ん朝50代の脂の乗り切った落語をご堪能ください。

 [収録音源の特徴]
 • のびのび─地方の独演会ならではの、肩肘張らない、しなやかな高座。
 • 華やか─おかしくて、色っぽくて。志ん朝の魅力ここに極まれり。
 • マクラもたっぷり─
 旅や趣味の話、父・志ん生の話はじめ、志ん朝ファンおなじみの「山田吾一」も収録。他のCDではこれだけの貴重なマクラは聴けません。

 収録全演目
CD収録平均時間約70分 ◎……初CD化演目

 井戸の茶碗/試し酒/搗屋幸兵衛/今戸の狐/三方一両損/寝床/明烏/夢金/浜野矩随/紙入れ/化け物使い/大工調べ/文七元結/干物箱/二番煎じ/蒟蒻問答/三年目/錦の袈裟/黄金餅/時そば ◎/柳田格之進/碁どろ/妾馬/坊主の遊び/お若伊之助/火焔太鼓/藁人形 ◎/強情灸 ◎/付き馬/水屋の富/四段目/首提灯/お化け長屋/厩火事/お見立て/そば清 ◎/富久/宗珉の滝/唐茄子屋政談/へっつい幽霊/中村仲蔵 ◎/品川心中/粗忽の使者/蔵前駕籠/火事息子/王子の狐/締め込み/あくび指南 ◎/子別れ 上・下/宿屋の富/崇徳院/ぞろぞろ ◎/芝浜/風呂敷/五人廻し/抜け雀/もう半分/替り目/居残り佐平次 ※初版特典 愛宕山/宮戸川・予約特典 酢豆腐/風呂敷(別テイク)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。