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金利上昇で「住宅ローン破綻」がまた近づく… [政治・時事]

 現代ビジネス
 https://gendai.media/articles/-/105174
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 2023年は本格的な住宅ローン金利上昇の年になる。

 2023年1月にはもっとも多くの取扱い金融期間が採用したフラット35、一番低い金利は1.68%となっている。 
 2022年1月の1.30%に比べて、1年間で0.38ポイント上がった。
 今のところ金利上昇は長期金利に連動する固定金利型の住宅ローンに限定したもので、変動金利型の住宅ローン金利は上がっていない。

 日銀が本格的に金融緩和策から金融引締め策に転じれば短期金利も見直され、短期金利に連動する変動金利型の住宅ローンの金利も上がる可能性があるが、その時期は2023年4月の新たな総裁の就任がタイミングとなるだろう。

 そうなった時には、ローン破綻者が増えるだろう。
 仮に購入価格の100%の融資を受けた場合、購入後に物件価格が下がるとすぐに担保割れになってしまう。
 その段階で、ローンの返済が苦しくなったので売却しようとしても、担保割れ分を自己資金で用意しないと売却できない。
 待っているのは、ローン破綻に陥り、マイホームを失った上でローンだけが残るという悲劇だ。 

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 我々高齢者から見ると、今の若者の新築物件はとても豪華だが、それはローン金利がとても低かったからだ。
 住宅そのものの価格は上昇しているが、土地バブルが崩壊し値段も下がり、ローン金利も安かった。

 我々の世代が住宅ローンを組んだ1900年代の住宅金利は、4%から5%だった。
 金利4%で例えば1000万円の借金だと年間40万円は金利である。
 4000万円なんて借りたら、年間で160万円は金利として払うことに成る。
 月に20万円をローンで支払っても、元金は年間で20万円しか減っていかない。
 11ヶ月間の支払いは全て金利に消えていくのである。
 そんな時代だったから、まずは頭金を最大限に貯金しておいて借入金をできるだけ少なくしたかった。
 4000万の家を買うのであれば、日々の生活費を切り詰めて、せめて1000万円くらいの貯金を必死で蓄えたのだが、それでも最初の年で言えば年間約120万の金利を払っていたのだ。
 毎月20万払っても、最初の年は120万しか減ってかないから、半年間は金利だけ払っていることに成る。

 今の若者は、家を買うときに殆ど頭金を用意しない人も多いそうだ。
 4000万円を借りても、1.5%の金利なら、年間払う金利は60万円にしかならない。
 月々5万円の金利ですむのだから、アパート代より安く済む。

 もし変動金利で借りていて、金利が倍になったら大変である。
 月5万円の金利払いが上乗せされる事になるので、支払いに汲することに成るだろう。
 給料が目減りするこの時代、ローン破綻は増えるだろう。
 その一つの要因は、将来のリスクを考えずに、大きな借金をした本人にもあることを反省すべきだ。









 


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