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トヨタ増収増益、4~6月期の営業利益1兆1209億円…半導体不足緩和で生産・販売増 [電気自動車の闇]

 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230801-OYT1T50158/
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  トヨタ自動車が1日発表した2023年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、売上高にあたる営業収益が前年同期比24・2%増の10兆5468億円、最終利益が78・0%増の1兆3113億円だった。
 世界的な半導体不足が緩和し、自動車の生産・販売が伸びた。

 本業のもうけを示す営業利益は、93・7%増の1兆1209億円だった。営業利益と最終利益は、4~6月期として2年ぶりに増益となった。

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 欧州がEVのゴリ押しの法律を制定して以後、EVに消極的なトヨタは先々倒産だ!なんて報道がマスコミに溢れた。

 参考: トヨタは「既にゲームに負けている可能性がある」 EV戦略の遅れに識者が警鐘「『プランB』は見えてこない」
 https://encount.press/archives/414042/

 参考: だからトヨタは世界で負ける。危機的状況をまったく理解していない致命的な企業体質
 https://www.mag2.com/p/news/566949

 参考: EV世界大戦で負けないために〜トヨタにお願いしたい2つのこと
 https://blog.evsmart.net/ev-critique/two-humble-requests-to-toyota-to-survive-ev-transition/

 しかし実際は、世界のEVシフトが怪しくなってきている。

 参考: GMとトヨタ、米自動車販売が大幅増-消費者の購入意欲続く
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-05/RXBVTRDWRGG001

  トヨタは4-6月、米国での販売台数が7.1%増加。
 6月単月の増加率はその2倍強に上った。
 セダン「カムリ」やコンパクトSUV「RAV4」が好調だった。
 生産回復とともに販売も上向いている。

 同社の5日発表によれば、6月の米販売台数は19万5448台で前年同月比15%増加。
 人気のRAV4がけん引した。
 4-6月の販売台数は56万8962台に増えた。
 動力源に電気を使う自動車の販売は6月に29%増加。
 大半はガソリンと電気によるハイブリッド車だった。 

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 予想を尻目に、米国ではEVよりもトヨタのハイブリッド車が注目されて販売を伸ばしている。
 一転、テスラは生産数は増えたが同時に在庫も相当に積み上がっているそうだ。
 
 参考: アングル:米国でHV車に想定超える人気、分かれる各社の戦略
 https://jp.reuters.com/article/us-electric-hybrids-idJPKBN2ZZ09W

 ニューヨークを拠点とする投資マネジャー、インガルス&スナイダーのシニア・ポートフォリオ・ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「HVは多くの米国人にとって実に役に立つ」と話した。
 「HVは完全EVに代わる素晴らしい選択肢であり、多くの顧客向けに売りやすい」という。

 完全EVに対する消費者の需要は予想ほど加速せず、HVへの関心は持ち直しつつある。
 調査ではEV需要低迷の理由として、初期コストの高さや航続距離への懸念、充電時間の長さ、充電ステーションの不足などが挙げられている。

 「排ガス規制が強化される中、買い手はHVによって、思い切って完全EVの購入へと跳躍することなく、比較的クリーンな車を手に入れられる」。

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 米国政府の、EVへのゴリ押しも、どこまで続くのか不明だ。
 総じて米国人は飽きやすい性格なので、やっぱり、使いやすく燃費が良くて温暖化防止にも貢献するハイブリッド車に落ち着くのだろう。




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