SSブログ

スピーカーケーブルの端末処理を行いました。 [FOSTEX W300A2]

 一般的なユーザーは、スピーカーの結合に「バナナプラグ」を使っている方が多いようです。
 私個人の認識では、「バナナプラグ」は複数のスピーカーを切り替えて使う場合には有効ですが、接触抵抗が2重に発生する構造などを考えると、あまりよろしく無いと考えます。
 材質も、一部には銅製に金メッキ製も存在しますが高価です。
 一般的に出回っている物は殆どが真鍮(黄銅)に金メッキですので、電気抵抗値は少し大きくなると思います。

金属の電気抵抗値.jpg

BANANAPURAGUNOKETTENN.jpg

 また、裸導線をそのまま締め付けている方も多いと思われますが、個人的にはあまり好きではありません。
 どうしても点接触になって接触抵抗が大きい気もしますし、なにより緩みやすいと考えます。

裸線の締め付け.jpg

 やはりここは、ちゃんとした裸端子で端末処理を行って接続するのが良いと考えて、ニチフ 銅線用裸ブレード端子「BT 5.5-13」を買いました。
 それを使ってスピーカーケーブルの端末処理を行い、接続を完了しました。

************************
 一般的なスピーカー側のバインディングポストは、締め付け側ネジの頭部が回転しながら配線に圧力をかける構造なのですが、私の使っているウーハーやホーンツイーターのバインディングポストは、ヘッドが回転せずに、面で締め上げるタイプです。

DCP-T002.jpg

D1400端子面締め付け構造.JPG

 頭部が回転しない為に、配線を傷めにくいのがメリットです。
 特にホーンツイーター側はバナナプラグ対応ではありませんでしたので、裸線をそのまま締め付ける方が多いと思いますが、それをやりたくないので、ひと工夫したのです。

 最終的な方法としては、面で接触する端子を使いました。
 端子はアルミ製に見えますが、無酸素銅製で、表面の腐食を防ぐために錫メッキされています。

 裸端子とスピーカーケーブルをカシメで結合した後に、さらに半田付けを行いました。

 裸端子bt5.5-13アマゾン.JPG

 裸端子bt5.5-13.jpg

スピーカーケーブル端末処理.jpg

 これですと、緩むことも或いは接触抵抗が増えることも無いでしょう。

 *注意 私の使っている「Fostex D-1400」は、配線差し込み部の幅が狭いので、裸端子(BT 5.5-13)の幅方向の一部を切り取りました。
 手に入るのであれば、ツイーター用には、もう少し幅の狭いBT5.5-10が良いと思います。

 ケーブルを変えて音が良くなったとか、変わったなんて話を良く聞きますが、それはアンプ側のダンピングファクターが極端に低かったり、接続方法があまりよろしくなかったりが原因ではないかと想像します。

 ケーブルや接続方法は安定して音質を変化させない、ノイズが混入しにくい物が一番です。






nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。