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中国自動車市場「PHV猛追」で崩れるEVの一人勝ち [電気自動車の闇]

 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/728421
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 中国市場における2023年1月から11月までのPHVの販売台数は、243万9000台と前年同期比83.5%も増加した。
 これに対して、同じ期間のEVの販売台数は586万台と絶対数では大きく上回るものの、前年同期比の増加率は23.6%にとどまった。

 BYD社の2023年の販売台数はEVが157万5000台、PHVは143万8000台となった。
 他の中国メーカーも、PHVの追加投入を急いでいる。
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 やはり中国でもEVは使い勝手が悪いため、PHVの販売が伸びている様だ。
 中国はガソリンが高く、走行用の電力が安く充電出来るために、充電走行が可能なハイブリッドが好まれるようだが、今後、電気代が高騰した場合は間違いなくハイブリッドが売れるようになるだろう。
 PHVはハイブリッドよりも重量が重いため、ハイブリッド車よりもガソリン走行時には燃費が悪いのだ。

 特に、今の中国製PHV車はエンジン性能が低いと考えるが、ガソリン走行時の燃費は26km/Lと公表されている。
 これがどんなモードで測定された数値なのだろうか?、相当に盛った数値ではないかと想像する。
 一つ前のプリウスPHEVだって、27km/Lなのに、そんなに良いはずはないだろう。

phev燃費.JPG

 そうなると、この先にはトヨタ製ハイブリッドが人気になることは確実だ。

 参考:BYD、プラグインハイブリッド車(PHEV)新車種の販売好調
 https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/02/c8df911b77812c58.html

 所で、BYDの「DM-i 技術」をググってみたら、構造図を見つけた。
 どうも、HONDAの「e:HEV」にレイアウトもそっくりでとても酷似している

 通常走行はモーター駆動で、パワーがほしい時や高速走行では、シンプルな減速装置でエンジン走行するという発想は、中国お得意、HONDA技術の完全パクリだ。
 BYDは独自開発と言っているが、特許侵害は相当に多いだろう。
 しかし相手は中国政府なので、勝てないだろうね。
 米国や欧州で特許侵害の訴訟を起こせば、中国車を締め出したい西側諸国は、HONDAに有利な判決とするかもしれないね。

 BYDの「DM-i 技術」

DM-i技術.JPG

 HONDAの「e:HEV」(発売 2013年 当時の名称は SPORT HYBRID i-MMD)

hondae-hev.jpg

SPORT HYBRID i-MMD.jpg

 ちなみに、日産のE-Powerは、高速時、高負荷時のエンジン直結機能を省いたシンプルな構造である為に、高速走行時にはパワーが低下し、燃費も悪化しやすいと言われる為、車速スピードの高い国では販売は難しいだろう。

nissane-power.JPG




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