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デジタルチャンネルデバイダーが、やっと動き始めました。 [FOSTEX W300A2]

 中々に「DIV5142」デジタルチャンネルデバイダーが正常に動かなくて苦労しました。

 http://www.easyaudiokit.com/bekkan2020/high-order-2WAY/try_it.html

 当初は「お気楽オーディオ」さんの「Renew DAI9211-S」を「S/PDIF」の入り口にしていたのですが、クロック設定がどうしても48khzに固定されてしまうため、データが正常に出力できませんでした。

 http://www.easyaudiokit.com/bekkan2021/RenewDAI9211/RenewDai9211.html

 1週間ほどあれやこれやとイジっていたのですが、結局原因が判明せずにマトモに動かすことができませんでしたので、「エレクトロアート」さんの「メモリーバッファーDAI」に変更しました。

 http://fpga.cool.coocan.jp/electrart/sdram_dai.html

 しかしながらこの「メモリーバッファーDAI」ですが、CDプレイヤーでは「S/PDIF」の「44.1khz」を正常に自動認識してくれたのですが、ネットワークプレイヤーの出力に対しては自動でクロックを正常に認識できないようです。
 仕方ないので、メモリーバッファーのクロック設定をネットーワークプレイヤーの設定に強制的に設定するようにしましたら、正常にデータを受診できるようになりました。(192khz 24ビット)

DSC00252.JPG

 所で、新しいスピーカーシステムの30cmウーハーとウッドホーンの能率差が大きいことに、今更ながら驚くばかりです。
 「DIV5142」のハイパスフィルターのアッテネーターを、8~9db落とさないとレベルが合わない感じです。
 今回のスピーカーシステムにパッシブネットワークを使った場合を考えてみると、相当大きな抵抗を信号経路に仕込まないと能率の整合が出来ない事になります。
 それだと、どんなにダンピングファクターの高い高価なパワーアンプを使っても、どんなに良いスピーカーケーブルと使おうとも、大きな抵抗が途中に入る弊害を思うと、デジタルチャンネルデバイダーの凄さを実感させられます。
 ダンピングファクターがスピーカー経路に有る抵抗の影響を受けてインピーダンスが変動し、低域と高域が盛り上がってしまう可能性があります。
 音質的にそれが良い方向に向かうかもしれませんが、リアルな演奏の再生からは遠ざかる事でしょう。

 参考動画: https://www.youtube.com/watch?v=jz-p6s5VO0o&t=359s
 ダンピングファクターと音の関係を完全説明

 そして自由にクロスオーバーが調整できることは、とても楽しい作業である事を実感できます。

 クロスオーバー周波数を、800Hz~1100Hz間で設定を変えて聴き比べると、なんとも言えず音色が変化します。
 ダイレクトラジエーターの紙コーンスピーカーと、チタンダイヤフラムのコンプレッションドライバー + ウッドホーンの違いがてとも顕著に感じられます。
 同時にHi/Lowフィルターのゲインを変えていくと、本当に多彩な音色が楽しめます。
 実際にその操作は、楽しい事この上ないのです。
 なんたって、手間のかかるネットワークの変更が、指一つの操作でできるのですから。

 今となっては、ウーハーボックスのバスレフの共振周波数を変更できる様にしておけばよかったかな?と、思う程に低く沈み込んだ低音を発することも出来ます。
 今回はウーハーボックスの共振周波数を、少しばかり低く欲張りすぎたかもしれません。
 もっと、ボンボンと跳ねるほうが好みに合っていた気もしますが、これから志向も変わるかもしれません。

 まあしかし、30年ぶりに30CMウーハーの轟渡るような低音を聞くことが出来ました。
 最近流行りの、小口径の反応の良いウーハーとは違うけど、それはまた聴き応えの有る低音でもあります。

 今後はユニットのエージングが進み、もっと活き活きと音が出てくる可能性を考えると、今から楽しみです。

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