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プーチン大統領「サハリン2」主体をロシア企業へ 大統領令署名 [平和ボケ]

 NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220701/k10013697111000.html
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 石油・天然ガスの開発プロジェクト「サハリン2」についてロシアのプーチン大統領は30日、事業主体を、政府が新たに設立するロシア企業に変更し、その資産を新会社に無償で譲渡することを命じる大統領令に署名しました。

 「サハリン2」の事業主体の「サハリンエナジー」社には、▽ロシア最大の政府系ガス会社、ガスプロムが50%、▽イギリスの大手石油会社シェルが27.5%、日本から▽三井物産が12.5%、▽三菱商事が10%を出資しています。
 シェルは、ことし2月に事業からの撤退を発表しています。

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 事実上のロシアによる接収でしょう。
 ロシアや中国などでビジネスをやる企業は、これくらいのリスクは見込んでおくべきでしょう。
 日本としては、エネルギーの輸入先は分散されており、この様なリスクに対応可能と思われますので、あまり騒ぎ立てなくても良いでしょう。

 二音のLNG輸入先.JPG

日本の発電割合.jpg

 特にドイツは、輸入コストを下げるために、エネルギーのほぼすべてをロシアに依存していいたようなので、エネルギーリスクに対しては結構苦しい状況と思われます。
 特に今年の冬は乗り切れるのでしょうか?

 これから二酸化炭素の削減や、電気自動車の普及を目指すのであれば、当面は原子力発電所を増やすしかないでしょう。
 これは世界の国々のエネルギー政策の要になりつつあります。

 日本は、オーストラリアと水素エネルギー戦略を進めています。
 原子力発電で当面しのいだ後は、やはり水素社会を目指すべきでしょう。


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