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中国はかつて世界最高の「先進国」だった自国が、なぜ没落したか思い出すべき [中国ウオッチング]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/post-99278_1.php
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 世界平和を維持し、人類が直面する緊急課題に対処するために、米中は協力できる分野を見つけ、関係悪化の流れを逆転させる必要がある。
 科学技術(特に気候変動関連)は新たな協力に最適な分野だ。そのためには双方が基本認識を改め、もっと冷静に議論する必要がある。

 中国はどうしようもなく後進的でイノベーション(技術革新)を起こせないという評価が大勢を占めていたのは、そう昔の話ではない。
 当時の中国は欧米の消費者向け製品を安価な労働力で製造する場所だった。

 一方、中国側には今や自国だけでやっていけると信じていて、既に欧米や世界から学ぶべきことは全て学んだと考えている。
 中国は自国の歴史を思い返すべきだ。
 世界で最も豊かで先進的な社会だった中国が長い時間をかけて衰退していったのは、外の世界から学ぼうとしない姿勢と、中国の制度は他のどこよりも優れているという思い込みが大きな原因の1つだった。

 

米中が必要な場面で協力し適切に競争することを世界は求めている。
アントニー・ブリンケン国務長官は6月、バイデン政権の対中姿勢について「自信を持って競い、できる限り協力し、必要に迫られれば争う」と説明した。
 政治があらゆる問題に優先し、そのせいで科学技術における両国の協力が妨害されるなら、人類にとっては不幸な話だ。
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