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習近平はどうして「死に体」プーチンとの連携を強化するのか [21世紀のホロコースト]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2022/09/post-180.php
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 プーチン露大統領と中国の習近平国家主席は15日、ウズベキスタンで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて会談し、「中露の友情」と包括的・戦略的協力パートナーシップを改めて強調した。

 ウクライナ戦争が継続すれば、プーチン氏の後継者は中国からエネルギー価格の引き下げを迫られる可能性が高い。
 中国はプーチンが死亡した場合、それに伴う不安定な状況を自国の経済的立場を強化する好機ととらえるだろう。
 ロシアは、中国に従属する北朝鮮の状況にますます似てきていると指摘する専門家さえいる。

 ウクライナで早期和平が実現した場合、世界は安定と予測可能性を取り戻し、ロシアとの包括的・戦略的協力パートナーシップが軌道に乗り、中国に経済的利益をもたらす。
 戦争が継続すれば、ロシアの経済力・軍事力が弱体化し、ロシアがウクライナに侵攻したように、中国がロシアとの現・国境線の「歴史の過ち」を正す日が近づいてくることになる。

 米欧との対立が深まる習氏にとって太鼓持ち役を担ってくれるプーチン氏ほどありがたい存在はいない。
 体制を維持する上でもプーチン氏は強力な盾になっている。

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 戦争が起きれば、一部の周辺国は戦争特需に湧くことになる。
 中国やインドは、プーチンにうまく合わせることで、燃料価格を安く仕入れて、他国にインセンティブをつけて販売することで利益を得ている。
 このままウクライナ危機が長引けばそれなりに利益もあり、ロシアが撤退してもまた利益はあるのである。
 

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