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ロシアに関係するいろいろな事件が勃発 [平和ボケ]

 ニューズウイーク日本語版

 ロシア中部の学校で銃乱射、子ども含む15人死亡 かぎ十字のTシャツ着た容疑者は自殺
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/15t.php

 ロシアで徴兵への反発広がる 徴兵事務所で発砲や焼身自殺未遂
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99704.php

 ノルドストリームがバルト海沖でガス漏れ、破壊工作か 欧州が原因究明急ぐ
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99712.php

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 いよいよロシアの崩壊が始まったのでしょう。
 プーチンは、ウクライナで敗戦し国内からはデモや側近の突き上げなどで、眠れない毎日かもしれませんね。


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「アルツハイマー病は脳疾患ではないかもしれない」との仮説 [サイエンス]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99707.php
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 2006年3月16日付の学術雑誌「ネイチャー」に掲載された「『アミロイドベータスター56(Aβ*56)』がアルツハイマー病に関連する認知障害に寄与している可能性がある」との研究論文は、早期治療法の確立に向けた有望な成果として大いに注目された。
 しかし2022年7月、学術雑誌「サイエンス」で「この研究論文は画像操作され、結果が捏造されたおそれがある」と報じられた。

 加クレンビル研究所の研究主幹ドナルド・ウィーバー博士らの研究チームは、「アルツハイマー病は脳疾患ではなく、脳内の免疫系障害なのではないか」との仮説を明らかにした。

 仮説によれば、アミロイドベータは異常タンパク質ではなく、脳の免疫系の一部として正常に生成される分子で、脳が外傷を負ったり、脳内に細菌が侵入した際、脳の免疫応答に重要な役割を果たす。
 しかし細菌の膜と脳細胞の膜を構成する脂質分子は極めてよく似ているため、アミロイドベータは細菌と脳細胞の区別がつかず、脳細胞を誤って攻撃してしまい、最終的に認知症なってしまう。

 「これまで自己免疫疾患の治療に使われてきた薬剤はアルツハイマー病には効かないかもしれないが、脳内の他の免疫調整の経路を標的とすることで、アルツハイマー病の新たな治療法につながるのではないか」との見解を示している。

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 人間の免疫システムは極めて精巧なもので、一部が誤動作するとさまざまな疾患が発症するらしい。
 
 自己免疫疾患には様々なものがあります。
 特に多くみられる自己免疫疾患には、 バセドウ病、 関節リウマチ、 橋本甲状腺炎、 1型糖尿病、 全身性エリテマトーデス、 血管炎などがあります。
 自己免疫性と考えられているその他の疾患には、 アジソン病、 多発性筋炎、 シェーグレン症候群、進行性の 全身性強皮症、多くの 糸球体腎炎(腎臓の炎症)、一部の不妊症などがあります。

  自己免疫疾患とは免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気です。
自己免疫疾患の原因は不明です。
症状は、自己免疫疾患の種類および体の中で攻撃を受ける部位によって異なります。
自己免疫疾患を調べるために、しばしばいくつかの血液検査が行われます。
治療法は自己免疫疾患の種類によって異なりますが、免疫機能を抑制する薬がしばしば使用されます。
(アレルギー反応の概要も参照のこと。)

免疫系が異物や危険物質から体を守るためには、まず免疫系がそれらを 認識しなければなりません。このような物質には、細菌、ウイルス、蠕虫などの寄生虫、特定のがん細胞がありますが、このほかに移植された臓器や組織を異物と認識してしまうこともあります。これらの物質には、免疫系が認識し、免疫系による反応を刺激する分子が含まれています。これらの分子を抗原と呼んでいます。抗原は細胞内にあったり、細胞(細菌やがん細胞など)の表面にあったり、ウイルスの一部であったりします。花粉や食物の分子などは、それ自体が抗原となります。

それぞれの人の組織内細胞にも抗原が含まれています。しかし、通常であれば免疫系は異物や危険な物質に対してだけ反応し、自己の組織の抗原には反応しません。ただし、ときに免疫系が正常に機能しなくなり、自己の組織を異物と認識して自己抗体と呼ばれる抗体や免疫細胞を産生し、これらが特定の細胞や組織を標的にして攻撃します。この反応を自己免疫反応と呼び、炎症と組織の損傷を引き起こします。こうした反応は自己免疫疾患の症状である場合がありますが、多くの人では作られる自己抗体の量がごく少量であるため、自己免疫疾患は起こりません。 自己抗体が血液中にみられても、必ずしも自己免疫疾患があるということではありません。

自己免疫疾患には様々なものがあります。特に多くみられる自己免疫疾患には、 バセドウ病、 関節リウマチ、 橋本甲状腺炎、 1型糖尿病、 全身性エリテマトーデス、 血管炎などがあります。自己免疫性と考えられているその他の疾患には、 アジソン病、 多発性筋炎、 シェーグレン症候群、進行性の 全身性強皮症、多くの 糸球体腎炎(腎臓の炎症)、一部の不妊症などがあります。

 原因
 自己免疫疾患は以下のように、いろいろなものが引き金になって起こります。

 体内の正常な物質がウイルス、薬、日光、放射線などの影響で変化し、変化した物質を免疫系が異物と認識することがあります。
 例えばウイルスに感染すると体の細胞が変化しますが、この細胞が免疫系を刺激し、攻撃を促します。
 体にもともと存在する物質によく似た異物が体外から入ってきたときに、免疫系が異物を攻撃する際に気づかずに、体内にあったよく似た物質も標的にしてしまうことがあります。
 例えば、レンサ球菌咽頭炎を起こす細菌は人間の心臓細胞に存在する物質と似た抗原をもっています。
 そのため、咽頭炎が治った後でまれに免疫系が心臓を攻撃します。
 これはリウマチ熱で起こる反応の1つです。
 抗体の産生を調節する細胞、例えば白血球の一種であるB細胞が正常に機能しなくなり、体の細胞を攻撃する異常な抗体を産生する場合があります。
 正常な状態では体内の特定の領域にとどまり免疫系の標的にならない物質が血流の中に放出されてしまった場合も、それが引き金になります。
 例えば、眼をぶつけると眼球の中の液体が血流に流れ出します。
 この液体の刺激によって免疫系が眼を異物と認識し、攻撃します。
 ある人に自己免疫反応または疾患が発生する引き金となっても、別の人ではならない物質が存在する理由は大体が不明です。
 しかし、ときに遺伝が関与していることがあります。自己免疫疾患を発症する可能性を、わずかではありますが高める遺伝子をもつ人もいます。
 病気そのものではなく、このようにわずかに高い自己免疫疾患の起きやすさが遺伝します。
 このように、もともと自己免疫疾患になりやすい人はウイルス感染や組織の損傷などが引き金になって発症します。

 実はアルツハイマーも自己免疫疾患であるならば、免疫系統の脳の免疫機能を抑える薬剤が開発されれば、アルツハイマーも完治できる病気になるかもしれません。




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