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GDPでドイツに抜かれても、そんな数字で騒いでいる場合じゃない [マスコミを信じるな]

 ニューズウイーク日本版
 https://www.newsweekjapan.jp/kawato/2023/11/gdp.php
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 今年日本はドイツに抜かれてGDP世界4位になる。
 日本はいよいよ落ち目?という話題で日本のマスコミはにぎわう。

 アベノミクスの置き土産の「異次元の金融緩和」で、金利がゼロ近辺。
 米欧が利上げに走ったから、円安は加速。
 日本は「異次元の経済」で、円安でエネルギー、食料価格は跳ね上がり、賃上げを上回るインフレ。
 そして、外国人は「安い日本」に観光で押し寄せる。

 輸出企業の円ベースでの利益は跳ね上がる。
 だから、政府の法人税歳入は膨れる。
 輸入インフレで消費税歳入も増え、政府は時ならぬ7兆円もの増収だ。

 かたや、ドイツの社会民主党のシュレーダー政権が2000年代、保守系と見まがうような市場・競争重視の企業経営改革を行って以来、ドイツ経済は右肩上がりだった。
 だが、最近では原発全廃のような非市場的な政策の数々に加えて、中国経済不振、ロシア制裁で天然ガス供給の減少と電力価格の上昇、自動車の環境規制強化への乗り遅れなどで、イマも今後も厳しい状況が続く。

 戦前、日本はドイツを過大評価して日独伊三国同盟を結んで大失敗している。

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gdpランキング.JPG

 ドイツの人口は約8320万です。
 日本の人口は1億3000万人とすると65%です。
 だから、一人あたりのGDPでは、相当に負けています。
 ドイツは21位、そして日本は31位です。

一人あたりのGDP.jpg

 日本の生産性の低さは有名ですが、円のレートが低い事が原因でしょう。
 もし物価が倍になって、円の国際レートも倍に成ればGDPも倍ですから、一人あたりのGDPは9位くらいになります。
 同時に、給与も倍に成ればの話しです。
 日本の国債の借金も半分に成るので、政府はインフレを起こしたいと思っています。
 でも、同時に国民の貯蓄は半分に成るのです。
 複雑な心境です。


 



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