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「ネットゼロなど不可能だぜ」と主張する真っ当な論文④ [マスコミを信じるな]

 GEPR
 https://www.gepr.org/contents/20230121-02/
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 電気自動車は「ゼロエミッション」と呼ばれ、CO2排出削減に役立つと一般には信じられている。
 しかし実際には、バッテリー製造に同サイズの化石燃料自動車と比べて遙かに大きなエネルギーを要する事は知られていない。

 世界の70%以上を占める中国製バッテリーで計算すると、60kWhのバッテリーを搭載した電気自動車は、走る前のバッテリ−製造だけで「7.5t」のCO2を出している。
 テスラのSタイプのバッテリーは100kWhなので、バッテリー製造時だけで「12.5t 」ものCO2を排出している。

 バッテリーやモーターを作る為の鉱物資源を採掘する際には、目的資源以外の土砂や不要鉱石などが必ず出る。
 例えば1トンの銅を得るには鉱石・土砂などの自然資源500トンを移動する必要がある。
 一例として日産リーフの場合、40kWh、300kgのバッテリーを積んでいるので、150tの土砂や鉱石を移動することに相当するのだ。

 例えば、英国で2030年までに電気自動車を1000万台に増やせるとして、削減できる温室効果ガス排出量は、交通分野全体の僅かに4.9%しかない
 バッテリー製造の環境負荷やこれらの電磁自動車が一斉に充電するときの電力負荷を考慮すると、全くトクではない。
 むしろ、化石燃料車のエンジン効率(=燃費)を向上させ、排気ガスをきれいにする方が遥かに効果的である。

 トヨタプリウスのようなHEVは、電気自動車よりもバッテリーがずっと小さくて済むので有利であり、温室効果ガス削減には、遥かに有利な選択肢だ

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 至極、真っ当な理論であるが、欧州はこの様な論文を無視し続けている。
 政治家や欧州企業は、イメージ戦略でトヨタ製ハイブリッドを排除することしか念頭にないからである。
 電気自動車はイメージは良いが、実際には地球環境の悪化を促進しているのだ。

 こんな事実は、EVシフトが叫ばれ始めた頃から、すでに間違いであろうことを、世界各国の技術者は気がついていたが、アジア製のハイブリッドの普及が怖くて言えなかっただけなのだ。

 日本のマスコミは「日本製ハイブリッドはガラパゴスの技術だ」と言い、バカにしてきた。
 しかし、現実的に世界は日本製ハイブリッドに席巻され始めている。
 こんな状況でも、将来はEVが世界を制すると記事にするおバカ記者も多い。
 彼らは、木を見て森を見ていないのだ。
 相変わらず、日本のマスコミはポンコツだ。


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