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「あの感触は…」米兵の生体解剖事件、70年以上消えぬ苦しみ [平和ボケ]

 西日本新聞
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/723177/
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 米爆撃機B29が墜落した地。「殉空之碑」には死亡した米兵11人の名が刻まれている。

 九州帝国大医学専門部では、目隠しをされた白人2人が護衛兵に抱えられ、実習室へ入っていった。
 麻酔で眠る一人が解剖台に横たわり、白衣姿の約10人に囲まれていた。
 陸軍将校が説明した。
 「この捕虜は無差別爆撃をやったB29の搭乗員である。傷は落下傘で降りてきたときに村民から猟銃でやられたものだ」。

 メスで肩から胸にかけて切開された。ポキポキという音とともにあばら骨が切り取られていく。赤紫の臓器が取り出された。「人間は片肺でも生きられる」。

 戦争犯罪として医師ら14人、軍人9人が死刑(後に減刑)を含む有罪となった九大生体解剖事件。
 判決後はほとんどの関係者が口をつぐみ、タブー視されてきた。

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 太平洋戦争当時、日本軍は狂気に取り憑かれていた。
 戦争犯罪を行っても、それが日本の為になると勝手に決めつけて、数々のむごたらしい事件を起こしていた。
 それは、国内だけではなく、中国や南アジア諸国でも同じだった。

 私は、水木しげるの漫画である「総員玉砕せよ!」などの戦争経験を読んだ事がある。

 また、五味川 純平氏の「人間の條件」なども読んだ。
 参考:https://moviewalker.jp/mv25883/

 少し前だが、戦争を扱った有名な漫画である「はだしのゲン」が、広島県の教本から消えた話題も、いつの間にか忘れ去られている。

 参考:「はだしのゲン」巡り揺れる広島 教材から削除、販売は急増―原爆忌
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2023080600229&g=soc

 実は世界中でそんな悪行を日本軍や日本人の一部の人はやっていたのだ。
 そしてそれは外国人相手だけではなくて、沖縄戦では日本人にも向けられていたと言う。
 実際にやっていた人達の心の中には、悪いことと判っていながら、「お国のため」と言う言い訳がそうさせたのだだろう。

 現代の日本国はこれらの事実を消し去りたい、忘れたいと思っているし、若い人はこんな本などは読みもしないだろう。
 私を含めて、もう今の日本人は、戦争の真実、狂気を知らないのだ。
 そしてまた遠くない未来で、日本人は過去と同じ過ちを犯すのだろうか。


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