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日本で使われる化石燃料の消費割合から考えるEVの価値 [電気自動車の闇]

 近年にいたるまでの、化石燃料の使い方を調べてみました。

 資源エネルギー庁 2021年6月4日付「エネルギー白書2021」より
 化石燃料消費量.png

 石油、石炭、天然ガス、原子力、水力、再生可能エネルギーの送料をとして、石油の割合は37%になります。
グラフを見ると解りますが、1970年レベルしか使っていないのです。

石油の消費割合.jpg

 石油は、その中でプラスチックなどの非エネルギーを除くと、発電や暖房に半分、残りの半分が自動車やトラック、航空燃料等の様です。
 つまり、国内の化石燃料の総エネルギーの37%のおよそ半分である18.5%になります。
 その18.5%の消費量には、トラック等の物流や航空機燃料も含まれるわけで、簡単に言うと自家用車の燃料なんて、化石燃料の総エネルギーの10%くらいの消費でしか無いのがよく解ります。

 こんな僅かな自家用車の燃料消費を抑えるために、EV購入時の補助金(155億円/2022年度)と充電スタンド設置予算、65億円(2022年度)もの膨大な予算を投入する価値はあるのでしょうか?
 温暖化防止には殆ど効果はないでしょう。
 つまり皆の大切な血税を、岸田政権は無駄に投入している訳です。
 そんなクソみたいなやり方は止めて、比較的燃料消費の多い自家用車(15km/Lを超える車両)等の税金を上げるなどで、燃料消費の多い車両から燃費の良いHVや小型車への買い替えるような促進策を推進したほうが、コストをかけずに、遥かに温暖化ガス削減には貢献できるのではないでしょうか?

 参考:無駄に大きな車と、軽快な小型車との燃費比較

 *大型のミニバン(ハイブリッドを除く)は燃費が悪い(市街地では7Km/Lだそうです)
 でも、街なかでは一人しか乗っていない事が多く、とっても無駄。
アフファード燃費.JPG

 *ランクルは総合燃費は10Km/Lに満たないが、街中でしか乗らない人が多い。
 日本の道路事情では、不要でしょ。

ランクル燃費.JPG

 *小型車ベースのクロカンは高燃費
クロカン燃費ランキング.JPG

 *絶飯ロードでおなじみの「フリード ハイブリッド」ならこの燃費です。
 7人も乗れるミニバンで、この燃費は素晴らしい。

フリード燃費.JPG

 *ハイブリッド小型車は、ランクルの3倍以上の高燃費(低炭素)。
 製造と廃棄時の事を考えると、トータルではEVより低炭素かもしれません。
 ヤリスハイブリッドの燃費.jpg

 こう見ると、どっちが賢い選択なのかがよく解りますね。
 日本の道を走る上で、本当にランドクルーザーやアルファードが必要な人は居るのでしょうか?。
 街なかで、大きな車の運転席に一人だけ載っている人を見かけます。
 また、こんな人って運転が結構下手で、道脇に寄せられなかったり、すれ違いが出来なかったりします。
 もっと小さい車が良いんじゃない?って思っちゃいます。

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 結局こう見てくると、税金大量投入のEV支援策なんて不要で無駄でしかありません。
 それよりも燃費の良い車の自動車税を下げる、合わせて燃費の悪い車は税金を上げる等の税制に変更して燃費の悪い車を減らすことや、走行頻度を減らすことで、燃料消費量を抑える事は可能です。
 これにするだけで、自動車に関する相当な量の温暖化ガス排出を削減できると思われます。
 日本国内で言えば、無理して自動車の全EV化なんて必要ないのです。
 ハイブリッド車で十分。 
 大体が、狭い国土とよく整備された幅の狭い道路なのに、アメ車サイズの自動車や大型のクロカンなんて不要です。
 余った予算で、他のカテゴリーの温暖化ガス排出対策をしっかりやるとか、地熱発電や太陽光発電、風力発電等の自然エネルギーの設置促進に税金を投入する方が、はるかに賢いやり方でしょう。
 (緊急対策としてソーラーパネルと蓄電池に思い切った税金の投入等で大幅に普及を図るとか良いね)

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 ちなみに、我が家は既に20年くらい前からソーラー発電パネルを設置しています。
 近年、電気の買い取り価格は極端に安くなりましたが、特に夏季の冷房費用と冬期の暖房費用の低減に、とても貢献してくれています。
 関東地方に住まいのある我が家は、特に厳冬期は晴天率が高いので、暖房はほとんど発電パネルで発電した電気でエアコンを回して済ませることが出来ます。
 天候の悪化が予想される場合には、価格の安い深夜電力で蓄熱暖房の蓄熱量を増やすなどで対応しており、もう20年以上も灯油は買ったことがありません。
 今年は特に電気料金とともに灯油の高騰も予想されますが、我が家にはあまり影響はないと思っています。
 仕事をリタイヤしていて毎日家にいることが多くなりました。
 もし、灯油を毎日使っていたら、相当な出費になったでしょう。
 今更ながら、太陽光発電を導入して良かったと思っています。

灯油価格.JPG

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 岸田政権は、馬鹿しかいないのか?と本当に呆れてしまいます。
 合わせて、補助金目当てと流行りでEVを乗り回している人に言いたい。
 あなた達はみんなの血税を無駄使いしているんだよ、わかってる?。




 
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“ガソリン補助金”に政府内からも「バラマキ」批判 “段階的”縮小案が消えたワケは [電気自動車の闇]

 テレ朝ニュース
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000268363.html
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 岸田政権は「ガソリン補助金制度」を年末まで延長している。
 政府内では、この「ガソリン補助金」について、「上限35円」(1リットルあたり)を12月にかけて段階的に引き下げる案を検討していたが、消えてしまった。

 5月以降はレギュラーガソリンの全国平均価格がほぼすべての週で200円(過去最高値)を超えているのだが、この補助金の投入によって、170円前後に抑えられている。
 今年1月に始まったこの補助金制度は、これまで延長と拡充を繰り返し、1日100億円以上の国費を投入している。

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 これは国民全員の借金である。
 自動車を使う人、使わない人関係なく、全ての日本人の借金である。
 沢山自動車を使う人は大きく得をし、車を持たない人、使わない人は大きく損をする制度である。

 岸田政権は、日本を没落に導く危険な政権だ。
 これまで実現は難しかったが、どの政権も財政規律を正そうと挑戦して来た。
 特に消費税の導入や増税に関しては、時の政権生命を犠牲にしても日本の将来をなんとかしようと考えていた。
 だが、岸田政権のやっていることは、自己保身でしかないおバカで無責任な政権だ。

 既に、日本の財政は破綻一歩手間で、国際の暴落を怖れて金利をプラスに出来ない程だ。
 既に国際市場から通貨としての円は見限られており、このまま円は暴落するだけだ。
 キャピタルフライトはだれも止められない。
 1ドルが200円を超え、また360円時代に戻るのかもしれない。
 例え日銀がドルを売り、円買いをスポット的に行っても一時しのぎにしかならない。
 日本中の商店から商品がどんどん消え、ますます物価が上昇し、普通の給料じゃまともに飯も食えなくなるだろう。
 真っ先に困窮するのは、低所得者と年金生活者で、餓死者も出るかもしれない。
 岸田政権がたどる未来である。

 
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 エネルギー高騰に対しては、政府は手をだすべきでなく、本当に困っている人だけに対して最低額で補助金を出すべきだ。
 全ての品物が値上がりを起こすだろうが、それは今なのか先なのかの違いで仕方ないこと。
 企業破産が多発し、自殺者も増えるし、経済は泥沼にはまり込むだろうが、それが今の日本の実力なのだ。
 甘えきった平和ボケの日本人は、早く我慢することを考えるべき。
 エネルギー価格が高騰すれば、温室効果ガスは自然と低減されるので、EVなんて日本には不要。
 現在、EV等に補助金をだしているが、お金持ち優遇制度でしか無い。
 電池が劣化したEV等、将来は廃棄できないクズになってしまうだろう。

 早財政健全化に無頓着で保身しか考えていない岸田政権を、早く終わらせなければならない。
 だが野党内にも、ちゃんと財政健全化を進められそうな党は見当たらない。
 最悪!


 参考:
 第24回参議院選挙における主要政党の経済財政政策を考える
 https://www.yu-cho-f.jp/research/knowledge/clm029.html


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16人のUFO調査チーム設置、まず映像収集から「未知の探索はNASAの核心」 [サイエンス]

 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20221022-OYT1T50123/
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 米航空宇宙局は21日、UFOに関する調査チームのメンバーに、元NASA宇宙飛行士や地球外知的生命の研究者、科学ジャーナリストら計16人を選んだと発表した。

 チームは24日から調査を始め、航空機や自然現象が原因とは考えられない正体不明の事象が記録された映像の収集などに取り組む。
 将来の本格調査に向けた基礎研究という位置づけで、NASAのトーマス・ザブーケン科学局長は「宇宙と空に存在する未知のものを探索することはNASAの核心だ」と意義を強調した。

 参考:
 福島のUFO研究所、「極めて可能性が高い」画像公開…合成の可能性は解析ソフトで排除
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20220625-OYT1T50202/

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 なんだか、スタートレックの「ファーストコンタクト」みたいな話ですね。
 人類が初めて惑星間航行を実現する時、異星人(バルカン人)と最初に接触するストーリーだったと記憶しています。

846475887b0e3187.jpg


 現在、ロシアとウクライナ戦争で、地球上での全面核戦争の危機が訪れています。
 果たして人類はこの危機を乗り越えられるのだろうか???
 もし、宇宙人が地球に来ているのなら、地球人がこの危機を乗り越えられるのか、しっかり見ていると思います。
 この危機を乗り越えることが出来たら、宇宙の仲間として迎えられるような事でも起きれば、とても素敵ですね。


 
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「EV2035年問題」を日本は乗り越えらるのか [電気自動車の闇]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2022/10/ev2035.php
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 アメリカでは2020年の時点で、カリフォルニア州が「2035年に一切の化石燃料車両の新車販売を禁止」する法律を制定しています。
 アメリカでは、2021〜22年の時点で高級EV専業メーカー「テスラ」がEVの大きなシェアを持っており、GMもEVの新車を投入中です。
 ドイツからはメルセデス、BMW、VWの3社がEV攻勢を開始、韓国勢もこれに続いています。

 トヨタは特にカリフォルニアの「全面EV化=ゼロ・エミッション」については「とても間に合わない」として、「HVやPHVも含めた省エネ車種の多様化」を主張しています。
 それは、日本における電源の脱炭素化」が困難という事情が大きく反映していました。
 どんなにEVを売っても、走らせるために必要な電源がLPGや石炭ではどうしようもないし、そもそもEVを製造するために使うエネルギーが化石燃料では、世界から全く相手にされないからです。
 だから、豊田社長はより深刻な口調で「2035年には間に合わない」ことと「何とかしてHVの存在意義を認めて欲しい」と訴えているのです。

 日本の自動車産業の多くの部分は、幅広い裾野と言われる部品産業も含めて、「内燃機関(化石燃料エンジン)産業」であり、2035年までの12年間に、この大きな産業全体を「出口」へ持っていって、EVに対応できる部分は転換するというのは「困難」だという事です。

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 過去、SONYの「トリニトロンブラウン管」はその優れた構造により、世界中で大きなシェアを持っていて、SONYの屋台骨を支えていました。
 しかし液晶の開発とコスト低減で韓国勢に破れ、今は液晶を韓国から購入して販売しています。
 同じことが、自動車産業でも起こるのではないかと危惧しています。
 
 ではなぜそうなったのかと言うと、根本的に液晶がブラウン管に比べてあらゆる面で圧倒的に優れていた事や、製造コストが劇的に低下しため、ブラウン管は急速に廃れていったのです。
 つまり、市場原理です。
 しかし、電気自動車はどうでしょうか?
 今の技術力では、電気自動車は圧倒的に化石燃料車に対して、優れているのでしょうか?
 それは有りませんし、自動車にはそれが使われる環境も必要で、それをなすためには圧倒的な投資が必要になります。
 つまり、原子力発電施設や充電施設等ですが、果たしてアフリカや他の発展登場国がそれができるとは思えません。
 また、今回は市場原理を完全に無視して進められており、ある意味温暖化防止の一つのブーム、流行り言葉がそのエネルギー源です。
 今年度の冬のヨーロッパは、ロシアのウクライナ侵攻にる電力不足が深刻な問題となっており、一部は時間割送電も行われるでしょう。
 原子力発電所を増設すれば良いと言われますが、結局ウラン燃料が必要ですから、世界中で価格も高騰するでしょう。
 そんな状態で、はたして先進国の様に発展登場国もついていけるのか、甚だ疑問です。
 その中で、大量の電気を消費するEVの立ち位置はどうなるのか、大変疑問です。

 私は、豊田章男社長の言う、あらゆる選択肢を排除しない脱炭素化が最も誠実であり、結局、最後は市場原理で勝ち残ると信じています。
 ブームだけの強硬なEV推進に賛同はできません。 
 トヨタの言うように、EV推進国にはEVを、その他にはHV車を、途上国には高効率なガソリン車を売っていくのが、最も良い選択だと私は思います。


 参考:
 “冬の電力消費10%削減を目指す”EUが合意
 https://news.yahoo.co.jp/articles/497715c2cffc2ffd87975bf94aa68deae9dc9629






 

 
 
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