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「中華民族の感情傷つける服装禁止」 中国の法改正案 [中国ウオッチング]

 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20230909/k00/00m/030/059000c
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 中国全人代常務委は8月下旬、「治安管理処罰法」改正案の審議を開始した。
 改正案には、「公共の場で、中華民族の精神を損ない、感情を傷つける服装・表式を着用したり着用を強要したりする行為」などが新たな違法行為として盛り込まれた。
 これらの行為には、最大10日以上15日以下の拘留、5000元(約10万円)以下の罰金を科すという。

 服装に関する統制を巡っては、2022年8月、江蘇省蘇州市で日本の浴衣を着て写真撮影を行っていた中国人女性が「公共秩序騒乱」の疑いで治安当局者に拘束された。
 議論を呼んだ。

 今回の法改正案では、「侮辱や罵倒、脅迫、包囲、阻止などで警察の法執行を妨害する行為」なども新たな処罰対象に加えられており、「国家安全」を重視する習近平指導部の姿勢が反映されている。

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 習近平共産党は、いよいよ行くところまで行っている様ですね。
 服装にまでケチをつける法律なんて、日本では聞いたことがないですね。
 そのうちに、「中国人は人民服を着用しなければならない」なんて法律ができそうです。

 中国は、こじんの自由がとことん無い国に成っていくんですね。


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処理水放出で〝妄言爆発〟中国首相、自国トリチウム棚に上げ [中国ウオッチング]

 yahooニュース(夕刊フジ)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/d55cc322acc0d6c0442e0eafa28ae7c178b25da5
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 中国ナンバー2の李強首相は6日、インドネシアで開かれた「ASEANプラス3」で、処理水を「核汚染水」と呼び、「放出により地球規模で海洋の生態環境に懸念が生じた」などと言い放った。

 岸田首相は放出開始後に海水のモニタリングデータを公表し、科学的観点から問題が生じていないと説明し、各国の理解を求めた。
 「海洋放出は国際社会で広く理解が得られているが、中国は突出した行動を取っている」と批判し、中国が国際社会で孤立している現状を指摘した。

 実は福島第1が今年度に放出を予定する放射性物質トリチウムの総量は年間22兆ベクレル未満であるのに対し、中国・秦山第3原発は約143兆ベクレル(2020年)と6倍以上に上る。

 世界のトリチウム排出.JPG

 環境問題に詳しいジャーナリストは「中国は世界の二酸化炭素(CO2)排出量の2~3割程度を占めている」。
 「経済成長や農地の拡大に伴う砂漠化の拡大、ウイグル地域などでの草原破壊、森林伐採による生態系破壊、飲料水にも影響する水質汚染などが指摘されている」。
 「今回の李氏の発言は、自国の環境汚染を棚に上げ、国民に目を背けさせたいという思惑がある」と話す。

 福井県立大学の島田洋一名誉教授は、「岸田政権は『中国を刺激したくない』と、対中外交で腰がひけている」。
 「IAEAは日本の味方であり、ジョー・バイデン米政権にも『日本を支援しよう』という構えが見られる」。
 「G7(先進7カ国)議長国として各国に呼びかけ、『日本産水産物の共同買い付け』を国際規模で行ったり、中国への半導体輸出規制を厳しくするなど、強い『行動』として反撃していくべきだ」と語った。

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 まさに島田洋一名誉教授の言葉は正論で、日本に対して攻撃的な行動を取れば、中国が嫌がる製作を躊躇せず実行すべきうです。
 今の習近平中国は経済的に苦境に立っており、若者の失業率は50%を超えたとの報道もあります。
 習近平政権への国内の不満を、日本への攻撃行動に変えてしまおうという思惑です。

 参考: 中国の若年失業率、46.5%に達した可能性 研究者が指摘 (ロイター)
 https://jp.reuters.com/article/china-economy-youth-unemployment-idJPKBN2Z00IZ

 参考動画: 処理水放出に反発続く中国 
 https://youtu.be/Yc8uwtGgki0

 *なんだか、コメントが笑えます。
 笑えるコメント.JPG



 トリチュウムと呼ぶとなんだか危険な物質のように感じるが、3重水素の事で自然界でも太陽光線で生成され、そして自然に崩壊している物質でどこにでも有る物質です。
 放射線の放出レベルは殆ど無視できるレベルで、紙一枚で遮断できるほど弱く、水に溶ける物質なので体内に接種しても、新陳代謝により短期間で体外に排出されるために、生物濃縮はされません。
 トリチウムの半減期はわずか12年なので、海洋放出しても短期間で自然に消えていく物質です。
 だから、世界中でも普通に海洋放出している訳で、日本が突出して放出しているのではないのです。
 今回の海洋放出に世界が寛容なのは、その事を知っているからです。

 ましてや、日本は海洋放出に対して厳密にモニタリングを行っており、厳密に管理されています。
 太平洋は広く簡単に拡散するため、福島沿岸のトリチウムレベルは大洋と同レベルで、魚への放射線の影響は無いでしょう。
 モニタリングもしないで日本海に汚染水を大量放出している中国産の魚より、遥かに安全です。

 先日、TVのワイドショーに中国人の若い女性が出演していましたが、中国の海洋放出の現実を聞いた時のリアクションが面白かったですね。
 聞いた後に放った言葉が、「その日本の報道は本当なの?嘘じゃないの?、信用できるの?」と疑っていました。
 それに対して日本のコメンテーターが、このデータは「IAEA」によるものなので、正確です」と答えていました。
 中国人の若い女性はそのまま絶句していました。
 中国国民は、習近平政府によるとんでもない情報を聞かされている様です。

 中国政府のデマ発言に惑わされず、今回の中国対応は間違っている事を日本のメディアはきちんと報道していくべきです。



 
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