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やはり「グリーン」になれない中国...経済低迷を補うため「石炭発電への投資を奨励」と研究報告書 [中国ウオッチング]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/09/post-102637.php
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 「環境への配慮」をうたっている中国の「一帯一路」経済圏構想が今年、提唱から10年を迎えた。
 中国は温暖化ガス排出量を2030年までにピークアウトさせ、60年までに実質ゼロにすると約束している。
 国外の一帯一路の石炭エネルギープロジェクトへの資金の供給は今年ゼロになった。
 しかし中国国内では、今年上半期には37ギガワット規模の新規石炭火力発電所の建設が始動。
 52ギガワット規模の建設プロジェクトが承認され、41ギガワット規模の建設を新たに発表し、保留していた8ギガワット規模の建設を復活させた。
 そして、243ギガワットの石炭火力発電設備の容量が承認または建設中だ。
 その上に、中国の石炭火力発電能力は22年の水準から23~33%増加する可能性があるという。
 
 中国の公式政策は、クリーンエネルギーを電力網の「主力」とし、石炭は「補助的」な役割に移行すると約束。
 新たな石炭発電所は、大量発電の目的ではなく、電力網の安定と再生可能エネルギーの統合を支えるためだとしている。

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 中国の嘘は今に始まったことではない。
 温暖化ガスの排出量だって、公式に発表されたデータが正確なのかどうかもわからないだろう。

 だが、EUも同じ様に嘘をつく。
 自分たちの立ち位置が危なくなると、あからさまに手のひらを返し、方針を反転し商売相手を攻撃する。
 「COP26」で、あれだけ日本を攻撃したEUは、ここに来て掌返し、効率の悪い石炭発電を再開した。

 参考: COP26で脱炭素策を批判された日本、せめてパワー半導体で貢献を
 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00065/00520/

 参考: 欧州で広がる石炭火力発電の稼働再開、拡大、廃止延期の動き
 https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2022/fis/kiuchi/0804

 参考: CO2を90%回収しつつ世界最高効率 “究極”石炭火力発電の実証試験が最終段階に【橋本幸治の理系通信】(2022年5月13日)
 https://youtu.be/cDyWZEZ96-8

 日本人は、国際感覚が欠如しているので、こんな嘘に簡単に騙される。
 馬鹿な日本のメディアもそれに乗っかってしまい、嘘だらけの報道を行う。
 日本のメディアは、国際的な視点を未だに育てきれていない。
 大手海外メディアの報道を買って国内で流したりする。


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アングル:EV電池材料の「人造黒鉛」、中国が圧倒的優位の現実 [マスコミを信じるな]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2023/09/464157.php
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 EVの重要な電池材料である黒鉛は、中国が市場を握っている。
 欧米は中国に対抗するために「人造黒鉛」と呼ばれる新しい技術への投資を進めているが、この分野でも中国が圧倒的な優位に立ち、欧米は苦しい戦いを迫られる。

 EV1台の電池パックには、負極用に平均50─100キログラムの黒鉛が必要で、リチウムの約2倍の量に相当する。
 中国はその天然黒鉛の精製市場で90%以上のシェアを持つ。
 そして中国の電池材料大手は、人造黒鉛の生産増強にも数億ドルを投資している。

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 電気自動車の製造コストにおいては、中国にはどの国も太刀打ちできないだろう。
 欧州は急いで、中国製EVによるEU内のシェア独占を防ごうと躍起であるが、既に遅いようだ。
 マスコミ操作や立法、充電インフラ等にEUは多額の費用をかけてきたが、最後には全て中国に持っていかれるのだ。

 この事は最初からわかっていたことであり、EUは中国の力を甘く見ていた。
 中国は科学技術が遅れており、EUから沢山の電気自動車を輸出できると考えていたが、完全に見通しを誤っていたのだ。
 ここへ来て、やはりトヨタの主張が経済的にも正しかった事が証明された。
 そのうちにEUは、ガソリン車規制を撤廃、或いはハイブリッド車が販売できるように変容させるか、水素自動車推進に舵を切るだろう。
 あれだけ温暖化ガスの排出が少ない日本式の石炭発電を否定し攻撃していたEUが、簡単に石炭発電を再開したように・・・。


 参考: EU、中国による電気自動車ダンピング調査実施へ―仏メディア
 https://www.recordchina.co.jp/b920512-s25-c100-d0193.html

 参考: 欧州で石炭消費復活、再生エネの弱さ露呈
 https://jp.wsj.com/articles/coal-no-longer-shunned-keeps-europes-lights-on-through-frigid-weather-11671842894

 参考:世界のEV販売、価格下落で2030年までに全体の3分の2
 https://jp.reuters.com/business/autos/C7HTX65LVRLO3OCNHOXPQ6VBKE-2023-09-15/

 ハッキリ言おう!
 日本は資源のない国だから、どんなに頑張っても巨大な資金と安い資源、そして巨大な人口を持つ中国には、製造に高い技術を必要としない電気自動車では適うはずがない。
 スマホやパソコン、液晶TVの二の舞いだ。
 マスコミは、電気自動車の販売に乗りくれたトヨタの責任と騒ぐけれど、的外れの議論なのはあいかわらずのマスゴミっぷり
 日本は技術の高さで、正攻法で中国が到達出来ないレベルの製造技術で戦うべきだ。
 それはハイブリッド車の改良であり、水素自動車、水素社会の実現だ。
 いまさら電気自動車を国策で大量の税金を投入し進めても、欧州と同様に中国に利するだけだ。
 日本の金を、人道を無視して拡大し続ける中国に渡すことになる。
 そして其の金で軍事を拡大し、最終的には日本は侵略され国民は根絶やしだ。

 馬鹿な日本のマスコミはそんな事を見抜く力もない。


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余程のことが無ければ、インプラント治療はしない方が良いかも知れない [雑談]

 NHK:ヒューマニエンス 「“歯” 進化を続ける人体の先兵」
 https://www.nhk.jp/p/ts/X4VK5R2LR1/episode/te/24V489ML28/
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 「“歯” 進化を続ける人体の先兵」
 初回放送日: 2023年9月11日

 牙を持つ肉食動物、奥歯で草をすりつぶす草食動物。
 私たちの進化は「歯」と共にある。
 実は、歯は脳を育てるセンサー。
 記憶ネットワークに影響し認知症とも関係することがわかってきた。
 さらに最近、わずか50年で歯の生えかわり方が変化しているという小児歯科の報告が…。
 思いがけぬ人類進化が進んでいるかもしれないという。
 そして最新研究からは、もう1本永久歯が生える“歯生え薬”の夢も!ヒトと歯、驚きの進化を妄想する。

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 この番組が好きで、暇なときに録画したものを見ているのですが、今回の番組を見ていて、久しぶりに驚きました。

歯の生え変わり.JPG

 番組の中で大学の研究者が語っていたのですが、哺乳類は生え変わった永久歯を失った場合、もう次には生えてこないと思われていましたが、実はそうではないとのこと。
 ちゃんと永久歯の下に、それを失った後にまたはを生やす細胞が生まれるらしいのですが、哺乳類にはその機能を抑えるための遺伝子が存在し、それが新しい歯の発生をおさえているそうです。
 人生50年の時代には必要がなかったそうですが、今は人生100年時代、必要になったそうです。
 その遺伝子の機能を詐害し、次の歯を生やす薬も既に完成しており、先々には新しい歯を生やす事は既に現実に可能だそうです。
 そして薬を発売するために、知見を進めているそうです。

 若いうちにインプラント治療などで顎の骨格をいじった場合、このスクリが使えない事に成る気もします。
 本当に必要がなければ、軽い気持ちで顎の骨をいじることはしないほうが良いと思いました。

innpuranntochiryou.jpg




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