SSブログ

EVシフトで早まるな! トヨタ社長が時宜を得た警告、米国の多くの州も同意見 [電気自動車の闇]

 ウォールストリートジャーナル
 https://jp.wsj.com/articles/not-so-fast-on-electric-cars-11672121223
******************************************
 トヨタ自動車の豊田章男社長は最近、他の自動車業界幹部らがあえて言及を避けてきたバッテリー式電気自動車(BEV)に関する真実を語った。
 同氏は訪問先のタイで、「私たちがもう既に運転しているはずだった完全自動運転車と同様に、BEVが主流の車になるまでには、メディアが私たちに信じ込ませたいと思っている以上の時間がかかると私は思っている」と語った。
 さらに、自動車業界の「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)」も同じ考えだとした上で、「しかし彼らは、それ(BEV)がトレンドだと考えているため、はっきりと口に出すことができない」と付け加えた。
 其の結果、環境保護のロビー活動家らを激怒させた。

  米バイデン政権は、政府が十分な補助金を支給しさえすれば、何百万人もの米国人が一気に電気自動車(EV)の購入に動くと信じているが、州当局までもが連邦政府に対し、EVが主流になる準備が整っていないと警告している。

 ホリデーシーズンに旅行に出掛けた1億人の米国人がEVを運転している状況を想像してみるといい。
 気温が低下した際に、立ち往生する車はどのくらいの数になるだろうか。
 車内で凍えている人々を救助するのに十分なだけの、けん引車両や救急隊員を確保することはできないだろう。

 ニューメキシコ州は、「とりわけ農村地域やアクセスが困難な場所では、不十分な維持管理がステーションの永続的な故障や使用不能につながる可能性があると警告している。

  アリゾナ州は、「当初5年間の運営や維持に補助金が支払われるならば、民間企業はステーションの建設や運営を進めるかもしれない」が、後に採算が取れないことが分かれば、プロジェクトをただちに放棄する。

 カリフォルニア大学の研究者が中心となって今春に実施した調査では、サンフランシスコ・ベイエリアにある公共の直流型高速充電ステーションの4分の1以上が使用不能となっていることが明らかになった。
 トライバーは充電ステーションを目指すたびに、当たり外れのあるルーレットゲームを余儀なくされている。

 内燃機関エンジンの排除を急ぐ政治家や自動車メーカーは、豊田氏が警告したように、技術・運用・財政面の現実に衝突しようとしているが、その犠牲者は納税者だ。

*********************************
 トヨタ自動車の豊田章男社長は、この状況をずっと前から憂慮していたと私は思う。
 日本のハイブリッド技術があまりに高性能なため、他国の自動車メーカーは、非論理的な理由を勝手に作り出し、流布し、トヨタハイブリッドの排除を目指すだろうと。
 だからトヨタハイブリッド方式の特許を開放したのだが、それでも他国の自動車メーカーはハイブリッドを避け、トヨタつぶしの為に電気自動を無理やり普及させようとしている。

 しかし、そのコストを払わされるのは、ユーザーであり国民なのだが、目先の補助金等に目を奪われたメクラ共は、競って電気自動車を買って自慢する。
 だが、どれだけ税金を使って補助金を注ぎ込もうとも、インフラに税金を費やそうとも、電気自動車がガソリン車を超える利便性を持たない限り、最終的には消え去る運命にある。

 電気自動車ユーザーは、充電スポットの不足を憂うが、そもそもガソリンスタンドなどは全て民間で運営されており、それは利益がいくらかでも得られるからである。
 補助金投入が終了すれば、民間企業は充電スポット事業から簡単に撤退するだろう。
 民間の力がなければ、電気自動車のインフラはあり得ないのだ。

 今、電気自動車を買うユーザーは、大量の税金を消費しながら電気自動車を所有することを自慢する。
 単なる自己顕示欲でしかない電気自動車にのる事に、自らも気がついておらず、長距離走行できないメリットや、充電に時間がかかる事は容認できると公言する。
 そんな彼らは「燃料費が安い、加速が良い」とかそんな話ばかりで、最も優先されるべき「温暖化防止」について語るものは居ない。
 やはり、単なる目立ちたがり屋でしかなく、政府はそんな彼らに高額の補助金を、国民の血税から無駄に渡している。

 他国の自動車メーカーもこの事態に至ることはは当然ながら理解しており、既にトヨタハイブリッドに対する対抗策を準備しようとしている。
 今、競って電気自動車を買っているユーザーは、最終的には損をすることになるだろう。
 そして、一部だけが盛り上がっている電気自動車のお祭りが終わった後には、破壊された環境が残るのみだ。

 賢い日本人は、嘘ばかりにまみれた電気自動車ではなく、環境にやさしいハイブリッド車を買おう!。


nice!(0)  コメント(0)