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台湾防衛の代償──米死傷者1万人、中国1.5万人、日本も多大な犠牲 CSISが24通りのウォーゲームの結果を発表 [中国ウオッチング]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/01/115csis24.php
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 中国は台湾も自国の一部だと主張しているが、台湾は長年「民主的な独立国家」であるとの立場を貫いてきた。
 中台を隔てるのは幅130〜180キロ程の台湾海峡だ。
 中国が台湾問題に「最も危険な解決策」でケリをつけようとするなら、この海峡を血の色に染める激戦が展開されることになる。

 ワシントンに本拠を置くシンクタンクが、演習用ウォーゲームで中国の台湾侵攻のシミュレーションを行った。

 其の結果は・・・
 中国軍の侵攻開始後、最初の何時間かの爆撃で、台湾の海軍と空軍はほぼ全滅する。
 中国軍は強力なミサイル攻撃に支援されて台湾全島を包囲し、敵の航空機と艦船が台湾に近づけないようにする。
 中国軍の大部隊が軍用の水陸両用船と(貨物を積んだトラックを輸送できる)民生用のRORO船で海峡を渡り、台湾に上陸。同時にヘリコプターと軍用機で多数の中国兵が台湾に降り立つ。
 数の上では中国軍は台湾軍より圧倒的に有利なようだが、海峡を渡る中国船の輸送キャパシティには限りがあり、航行中にミサイル攻撃にあうリスクもある。

 侵攻初日に台湾に上陸する中国兵は約8000人、3日半後には1万6000人と見積もられている。
 シュミレーションの結果では、台湾は中国に併合されずに済みそうだが、敵味方双方が多大な犠牲を負うことに成る。

 台湾の経済とインフラは壊滅状態となる。

 中国は軍用機161機、艦船138隻を失う。戦闘による死傷者は7000人に達し、その3分の1は死者だ。それとは別に1万5000人が渡航中に海に落ち、その半数が溺死する。捕虜となる兵士は3万人を超える。
 結果、侵攻作戦の失敗により、中国共産党の一党支配の継続も危うくなる。

 米空軍はベトナム戦争以降、海軍は第2次大戦以降、最大の損失を出すことになる。

 在日米軍の基地が中国のミサイル攻撃にあえば、戦闘に参加することになり、日本の自衛隊は軍用機122機、艦船20数隻を失うことになりそうだ。

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 世界のGDPの1~3位の国が三つ巴で戦争を行えば、世界の経済や安全保証にとても大きな影響を与えるだろう。
 日本は、その地政学的な理由により、実際はもっと多くの犠牲を出すことに成ると思える。
 なんとか、中国の暴挙を止めなければならない。



 


 
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