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電気自動車を買う人は情弱?EVメーカーが林立する中国の論評 [電気自動車の闇]

 すまほん
 https://smhn.info/202211-japanese-car-vs-chinese-ev
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 欧米、中国ではガソリン車から電動自動車、EVへという大きな流れがあり、中国メーカーが勃興している一方、日本メーカーは取り残されている感もあります。
 しかし、「今のEV車では日本のガソリン車に勝てない」という論説記事が中国「騰訊網」に掲載されていました。

 理由その1 ガソリン車とは比べ物にならない残価率の低さ
 「2022中国自動車残価率研究報告」に純電動車(EV車)も残価率の研究対象になりましたが、ガソリン車の統計は3年残価率なのに対して、純電動車は1年となります。
 EV車は電池の消耗や電子部品の寿命などの要素が影響し、1年以上後の残価率は依然高くないためです。
 ガソリン車の3年残価率で首位レクサス68.5%に対し、EVの平均は僅か32.31%にしかならず、日本メーカーのガソリン車と比べると、かなりの開きがあります。

 理由その2 「日本の車は40年もつ」
 日本メーカーガソリン車のエンジン技術は世界をリードしており、ベンツ、BMW、アウディ、ポルシェ、どこであろうが日本の部品に依存しており、例えばベンツ、BMWは日本・アイシンの変速機を使用しているほか、電子制御部品、電子制御モデル、自動変速機の三大部品では、ほぼ完全に日本メーカーによって独占されています。

 今の段階では、EV車は製品のスマート化、デザイン、操作体験、航続距離、100kmあたりの電池消耗、加速性などの方面で争われていますが、残価率、耐久性、使用寿命といった指標を宣伝しているメーカーはほとんどありません。
 多くのEVメーカーは8年や走行距離12万kmを修理保証期間としており、テスラは8年・16万kmにしています。
 8年後には電動自動車の電池や各部品の寿命がくるということで、このタイミングで電池を交換するにせよ、車自体を買い替えるにせよ、消費者にとっては大きな負担となり、ここにきてやっと電気自動車のオーナーは、ガソリン車の優位性に気づくでしょう。

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 私は、充電式バッテリーを使う電子機器が嫌いです。
 例えば、デジタルカメラを2台持っていますが、日頃はやっぱり使いやすい機種ばっかりを使うことになります。
 そうすると、あまり使わないカメラのバッテリーがいつの間にか放電してしまい、長く放置してしまった場合、最悪な場合はバッテリーの充電ができなくなります。
 普通機械物は、日頃から電源を入れて使用しないと、調子を崩しやすいのですが、充電バッテリーは最もやっかいで、放電が限界を越えると、充放電性能がダメになります。
 そんな場合、機種が古くバッテリーが入手できない場合は、どんなに高額な機器でも、ただのゴミになってしまします。

 自動車も同じです。
 どんなに高性能な機種でも、電池が壊れれば「ただの箱」です。
 電池は、これからもどんどん進化して行くかもしれませんが、現在乗っている電気自動車のバッテリーが、いつまで使えるのかは大きな問題です。
 どんなに高価で高性能でも、乗り続けられる時間が短い。

 比較して、ガソリン車はメカ物ですし、エンジンが壊れれば別のエンジンへの換装も可能です。
 
 私は、高性能なガソリン車が手軽に低価格で買えるこの時代に、わざわざ不便で価格も高く、リセールバリューも低い電気自動車を買う人の気がしれません。


 
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