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フグの有毒部分除かず販売、千葉県が商品回収を指示…「丸ごと売られている」と通報 [マスコミを信じるな]

 読売新聞オンライン
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20230107-OYT1T50229/
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 千葉県は7日、南房総市のとみうらマート物産館内にある「みのや総合水産」で、有毒部分を除去していないシロサバフグ(別名コガネフグ)が販売されていたと発表した。
 県は同社に商品の回収を指示し、購入者には食べずに返品するよう呼びかけている。

 今月6日には7匹が購入され、いずれも未回収という。
 同日、買い物客から安房保健所に「フグが丸ごと売られている」との通報があった。県衛生指導課によると、今のところ健康被害は確認されていない。
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 参考: シロサバフグは無毒 しかし類似の死神フグにご用心 https://tuuhan.co.jp/%E3%81%B5%E3%81%90%E9%80%9A%E8%B2%A9/%E3%81%B5%E3%81%90/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%B5%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%B0.html

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 シロサバフグは珍しいことに内臓も含めて全て無毒のため、昔は肝と身を磨り潰した絶品の団子汁を楽しんでいたそうです。
 しかし現在では、厚生労働省の定めた可食部位以外、全てのふぐの肝臓の販売や提供は食品衛生法によって禁止されています。
 自然界においての特例的な変化は予測不可能で、無毒という安全性を確定できないからに他なりません。
 貴重な無毒種のふぐ「シロサバフグ」ですが、大変似た姿の「ドクサバフグ」という全身猛毒をもつ種が存在します。
 紛らわしくも対照的なふぐを判別するのは、素人には危険が大きすぎる為、人々が安心してふぐを味わえるようにと、各都道府県では専門の知識をもつふぐ取扱者のみがふぐを捌くなど、ふぐ食の安全体制を整えてきたのです。

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 実はこのシロサバフグって無毒なフグなのです。
 販売業者さんは、魚には詳しいかったけど、法律には疎かったのかもしれません。
 まあ、今回シロサバフグを販売した業者さんは、間違いなくフグには詳しい方でしょうから、死者はでないでしょう。

 確かに法律違反で問題はありますが、読売新聞の記事には、「販売されたのは無毒のフグだった」とは、全く書かれていません。
 この無毒という情報が書かれていない為に新聞の読者は、この販売業者がものすごく悪質で危険な業者だと思いこむことになります。
 読売新聞は、センセーショナルな記事にする為に、あえてこの無毒という情報を出さなかったのだろうと思うと、メディア側の悪意を感じます。
 販売業者の名前はしっかりと記事に明記しているのに、いかにも正義の味方の態度ですね。
 日本のメディアは、弱者を徹底的に叩きのめす事が正義だと思っているようです。
 
 嫌なやつらです、日本のメディア。

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