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「アミロイド斑に伴う腫れがアルツハイマー病の真の原因」との研究結果 [サイエンス]

 ニューズウイーク日本語版
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/12/post-100447.php
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 米イェール大学の研究チームは、アルツハイマー病のモデルマウスを用いて、アミロイド斑に伴う腫れがアルツハイマー病の真の原因である可能性を明らかにした。

 アミロイド斑が形成されるごとに、アミロイド斑の近くで、脳の神経細胞をつなぐ軸索に沿って球状の腫れが蓄積する。
 この腫れは、細胞内の老廃物を消化・分解する細胞小器官「リソソーム」が徐々に蓄積することによって引き起こされる。
 蓄積したリソソームには、タンパク質の一種「PLD3」が多く含まれていることがわかった。

 アルツハイマー病に似た症状のあるマウスの神経細胞から「PLD3」を除去する遺伝子治療を行ったところ、軸索の腫れは劇的に減少し、軸索の電気的伝導が正常になり、軸索でつながる脳領域の神経細胞の機能が改善した。

 研究チームは「『PLD3』がアルツハイマー病のリスクを診断するバイオマーカーとなったり、将来の治療法での標的になりうる」と考察。
 『PLD3』やリソソームを制御する他の分子を標的にすることで、軸索の電気的伝導の破壊を避けられるかもしれないと述べている。

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 私の年になると、癌とアルツハイマーはとても怖い疾患です。
 近年、癌やアルツハイマーに関する、新しい発見や治療法が次々と発表されています。
 私が危ない状況になる前に、それらの病気が克服されることを願っています。


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「大雪のEV車は命に関わる」 [電気自動車の闇]

 MAG2ニュース
 https://www.mag2.com/p/news/561581
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 雪国スウェーデンに移住し、EV「HONDA e」が愛車というYouTuber「スウェーデン移住チャンネル」さん。
 https://www.youtube.com/watch?v=AK5223EgBVg

 市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード「WLTCモード」では259kmだが、100%充電された状態で表示されたのは126kmという距離。エアコンのヒーターをオンした状態で暖房のスイッチを切ると、192kmになる。それでもカタログの値よりかなり低い。

 もし電欠にみまわれたら、EVは、ガソリン車の様に給油ができないので、バッテリー切れになったEV車は全てレッカー車で運ぶことになる。
 電気自動車推進派の記事では、電気自動車のバッテリー切れの危険は、「NEXCO中日本などが既に充電対応を強化しており問題ない」としていたが、今のところ国道8号線の渋滞で電気が供給されたという報道はない。

 日本の国道沿いにガソリンスタンドはあっても、急速充電スタンドはまだまだ少ない。
 渋滞は24時間を超えることがあるので、やはり「電気自動車が安全」と言い切るのは無理がある。

 冬場では、急速充電が効かず通常充電になる事もある。
 リーフe+は、急速充電で1時間だが、普通充電では12.5時間もかかる。
 充電車が殺到しスポットを専有する為、現在のガソリンスタンド以上の行列になるのは間違いないだろう。
 気温が低くなると標準以上に充電時間が長くなるのだから、充電している間に凍死してしまう事態にもなりかねない。

 日本政府は2020年、「2035 年までに100%電動化を進め、ガソリン車の新車販売を禁止する」と発表したが、まだまだガソリン車をゼロにするのは現実的ではない。
 脱炭素化を進めるがために人の命が犠牲になっては意味がない。
 ガソリン車の廃止は、EVの安全性が確認されてからでも遅くないのではないだろうか。

 参考:電気自動車が立ち往生した時の寒さへの対処法と電力消費量
 https://weathernews.jp/s/topics/202112/270145/

 JAFユーザーテストにおいて、暖房の使用条件の違いでEVの電力消費量はどう変わるかを検証。
 同一車種のEV4台を用意してそれぞれモニターに乗ってもらい、夜7時~深夜0時までの5時間、異なる暖房使用条件を設けて実験した結果は、次表のとおりとなりました。(※全車両の電力残量を70%に揃えて実施)

EV暖房テスト.jpg 

エアコンを継続使用したテスト車【1】はかなり電力を消費しましたが、電気毛布を用いたテスト車【2】は電力が多く残りました。
 しかしながら、テスト車【2】~【4】とも体の部分的な冷えに耐えながら寒さをしのいだとコメントしています

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 常識で考えてみると、2例共に当たり前な記事ですね。
 特に暖房テストでは、テスターは寒さに耐えながらバッテリーを温存させたらしいですので、小さな子供さんなら耐えられなかったでしょうし、子供が低体温症で死亡する可能性もありそうです。

 新潟の大雪では、2日以上に渡る立ち往生が報道されていましたが、それに加えて地区に依っては5日以上の停電が続いています。
 そんな状況では、充電スポットも使い物にならない訳です。

 こんな状況に、もし沢山の電気自動車が巻き込まれていたら、道路は放置された電気自動車で埋め尽くされ、ますます渋滞し、緊急車両も通れない状況が何十日も続いた事でしょう。
 日本では、EVが普及していなかったのが幸いしたのです。
 渋滞が山間部で起こったのであれば、サポートができずに死人が出ることに成ったかもしれません。
 最近は、日本中どこでも大雪に見舞われる可能性があります。
 そんな国で電気自動車に乗るには、それなりの覚悟をもたないと、自分だけでなく家族まで巻き込んで、泣かせることになるでしょう。
 
 参考;クリスマス寒波が襲来 金沢に「顕著な大雪情報」、高知も記録的積雪
 https://www.asahi.com/articles/ASQDR2PQ0QDROXIE001.html

 参考:【中国地方の大雪情報】各地で積雪、交通に乱れ 臨時休校も相次ぐ
 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/252886


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